ジャーナリズム実践講座,魚がし日本一

ジャーナリズム実践講座、第3回「フリーランスという生きかた」。
講師は西村健氏(元労働省キャリア・作家)。

30分以上遅刻。既に質問タイム。話は個人情報保護法。

この法律が通っても個人情報を保護することは出来ない。
公をチェックすることから、民をコントロールすることに目的が変わってしまったから。

Q:国民総背番号制、盗聴法、個人情報保護法で官僚が目指すものは何か?
A:彼らはこれからどうなるか不安。自信が無い。
 彼らの武器は法律のみだから自由を奪う法律をどんどん作って支配力を強めたいのでは。

大きな反対の声が上がらないのは、「個人情報保護」という言葉に騙されているのと
管理されたい人が多いから。

車や携帯の位置情報は「便利でいいじゃん」と言うが、動きを全部握られるということ。
役所と業界の利害が一致するから技術はどんどん進む。
行く行くは人体にチップを埋め込むか?

宮台さんも言っていたが、法律を作る側の意図をよく読みこまないとやりたい放題やられる。
「個人情報保護」という聞こえのいい言葉の背後には必ず大きな利権がある。

2次会「魚がし日本一」にUさんが駆けつける。
Uさんは私立女子校の先生なので学期末で忙しい。
望月百合子という女性運動家が卒業した学校は少子化で経営が大変らしい。

「前回講座の後すぐに望月百合子さんがお亡くなりになりましたね」「そうなのよ」
私はUさんの話を聞くまで望月百合子という人を知らなかった。新聞記事を見せてもらう。
竹久夢二のモデルでもあったらしい。長生きしたんだなあ。
2001年07月18日(水)

抱茎亭日乗 / エムサク

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