えびたま

2002年08月23日(金) ほんとは昨日観たんだけど

八月納涼歌舞伎第3部
「怪談乳房榎(かいだんちぶさのえのき)」を観る。

「アテルイ」観た後、時間があったもんでつい。
というか、興奮さめやらず
勢いでもう1個観ちゃえってことになったんでした。

新橋演舞場からいそいそと歌舞伎座へ。
勘九郎さんが早替えをやるとか、宙乗りやるっていうから
気にはなってたんですよね。

観られたのは早替えの演目。
殺されて幽霊になる絵師
その絵師の家の下男
絵師を殺す浪人の知り合いの小悪党
の三役をくるくると早変わり勘九郎さん。
一度なんか花道のど真ん中で下男から小悪党へ
どうやったんだか全然わかんない。

しかし、三役がそろう滝のシーンでは
さすがに替え玉の役者が出て来ました。
(下男の替え玉の人がちょっと細身で、それと分かりやすかった)

小悪党の役のとき
橋之助演じる悪役磯貝から受け取った五十両を
花道からのひっこみで見得を切った拍子に
おっことしてしまった勘九郎さん。
一瞬躊躇したようにもみえましたが
愛嬌たっぷりに拾って引っ込んでいきました。

折しもこの日は
スカパーの伝統文化放送のビデオ撮りの日。
嬉しいような哀しいような。。。

相方は、歌舞伎を観ると眠る確率70%ですが
勘九郎さんの出る歌舞伎は、まず眠りません。
勘九郎さんに惚れている様子。

後で第二部の「うかれ心中」を幕見しようかなと言ってました。
こういう時はいいなあ、東京在住。


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