えびたま

2002年11月11日(月) 「上野介の忠臣蔵」を読む

清水義範著。

昔から忠臣蔵には興味がありまして
吉良について書かれたものを
読んでみたいと思ってたんです。

小説だったんですが
どうなんだろう…。
すごく分析されて書かれている一方
ときたま作者が感情的になるもんだから
ちょっと入り込めなかった気がします。
もっと冷静に書いてあるのを期待してたんですけど。

小説じゃなく、この人が西原理恵子と組んで出した
「おもしろくても理科」みたいな構成の方が
向いてる気が。
吉良の側近だった清水一学の恋愛エピソードを
絡めてるのも、無理矢理小説っぽしようとしてるみたいで
邪魔だなあ。

などとうんちくを述べつつも
そもそもわたしは判官贔屓ですから
上野介についていろいろ知れたので
ある程度満足です。

今年は討ち入りからちょうど300年。
歌舞伎も「仮名手本忠臣蔵」をやるんですよね。(毎年やってますが)
上野介が主人公の歌舞伎ってできないかなあ。


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