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2001年08月21日(火)    台風11号

夕方には高松空港から羽田に飛び立とうという予定にしていたのに、あいにく
朝から台風が近づく雨模様だった。とはいえ、台風の進路から西に外れている
ここ松山では、雨も風も大した強さではなく、普通の雨の日のようだった。

雨模様の松山市内で特に見たいものもなく、友達とゆっくり朝ごはんを食べて、
チェックアウト後に再び道後温泉本館に行くことにした。ホテルで貰ったタダ券
(神の湯・休憩なしのもの)が余っていたからだ。

平日の午前遅くの神の湯は、地元の客ぐらいしか来ていない様子で、ゆったりと
時が流れていた。霊の湯もいいけれど、空いている神の湯はもっと気持ちいい。
やっぱり熱めの湯舟に半身浴しながら、これまたノンビリと時を過ごした。
これぞ温泉の醍醐味。(笑)

正午を過ぎて道後温泉を出発する際に、朝のニュースで高松空港発の飛行機が
欠航になっていたこともあり、ANAに電話してみた。しかし、繋がらない。
「それじゃー、駄目もとで松山空港に行って様子を聞いてみよう」ということで、
市内から10kmほど離れた空港へと向かう。車を出してくれた友達に感謝。

松山空港では、台風11号の影響を受けて、発着便に遅れなどが生じていた。
でも欠航はなさそうだ。カウンターのお姉さんに高松空港の様子とかを聞く。
高松空港では、今日の便を明日以降の便に差額なしで振り替える手続きを始めて
いる(欠航が決まってなくても)とのこと。また、私のチケットを使って、松山
空港からの便に変えることも、差額(\13,000ほど)を払えば可能だと聞く。

「ちょっとお昼を食べながら考えて、また来ます」と言い残して、空港2階の店で
讃岐うどんを食べた。さて、どうしよう。差額をケチっても仕方がないし、私が
予約した高松空港からの最終便は飛ばないだろう。散々悩んだけれど、松山からの
便で帰ることに決めた。そして再びカウンターへ。

「差額を払って松山からに変更します」と言うと、カウンターのお姉さんが
「さきほど高松空港に確認しましたところ、このチケットを使って"差額なし"で
松山からの便に変更が出来ます」と朗報が。

ありがたや〜ANA、ありがとう〜お姉さん♪と思いつつ、決裁権のない人と
交渉する時には途中で少し間をおいた方が(上司と相談する時間が持てて)、
こちらにとって良い結果を得られるのかもしれないと思った。

友達の車から荷物を出して、その場で友達と別れた。香川の実家まで160km近い
道のりを、どうか気をつけて無事に帰ってほしいと、後姿を見送った。
私の乗る便は、予定より10分ほど遅れただけで、無事に羽田へと飛び立った。

上空に出るまで多少揺れが激しかったけれど、台風の雲の上に出ると、そこは
遥か彼方まで続く白い雪原のようだった。厚みのあるフカフカとした真っ白な
雲が、ずっと遠くまで続いていて、当たり前だけど雲の上は晴れていた。

いつも見る雲よりも、厚く躍動感があり、一生懸命探したら台風の目が見つかる
んじゃないかと思って、目を皿のようにして探してみたが分からなかった。
あまりに下界と違う綺麗な景色だったので、この時だけは今回の旅行にデジカメを
持ってこなかったことを悔やんだ。

無事に羽田に着き、川崎駅までバスで向かう。意外にも雨は小降り。
被害さえなければ恵みの雨になるけれど、風も強いと農作物への影響も心配。
近畿&東海地方を、無事に通り過ぎてくれますように・・・。


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