LOVE ME

2001年03月01日(木)  夢に別れを


彼の声を聞いていると安心する。
彼の言葉は私を元気にしてくれる。

「私のどこがきらい?」数ヶ月前、彼にたずねた。
「ネガティブなところ」彼はひとこと、そう言った。

ポジティブに生きようと思った。
彼の理想に近づくためとか、決してそんなことではなく。

あの人のことを忘れたわけではない。
彼の感触はまだこの唇に残っている。
彼の腕のぬくもりはまだこの肌に残っている。

「どうして?」
その問いが消えることはないけれど。

あれは異国での夢の一夜。
儚いただ一瞬の幻。
もう、塵となって消えた出来事。

人間である私は、幻影に抱かれてばかりはいられない。


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