髪の色をさらにダークに。 サロンに足を踏み入れて、まず探してしまうのは いつもと変わらないアシスタントさんの姿。 すぐに話しかけてきてくれて、安心する。
すっかり落ちついた雰囲気になって 以前から気になっていたカフェに足を伸ばす。
4月からはこんな贅沢な時間を持つことも ほとんどできなくなってしまうのだと思うと さみしさと同時に不安が募る。
ひさびさに会う友達と飲みに行く。 なんと友達は同期と付き合いはじめたという。 ふと彼のことが頭をよぎる。
帰り道、彼のケータイを鳴らす。 規則的な呼び出し音が繰り返し耳に響く。 今日も彼の声を聞けない。
私、どうしたらいいんだろう。
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