ホテルとのトラブルでファミレスで夜明かし。 友達と話していて、思ったこと。 私は一生懸命な恋愛をずっとしていない。
あの人を好きになって、傷ついて、 彼のことを好きになって、傷ついて。 想いを抱えきれなくなって苦しんだりもしたけれど、 あの頃の私は自分の気持ちにまっすぐだった。 今の私は逃げてばかり。
ケータイを鳴らす。 何度呼び出し音が鳴っても彼は出ない。
ゆっくりと変わっていく横浜の空の色を じっと見つめながらぼんやりと考えていた。 「私は何がしたいのだろう?」
帰りの電車に揺られているとケータイが鳴る。 卒業という道をみずから1年先送りにしたアイツの声。 もう1年が経つんだね。 あなたの気持ちもわからないまま。
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