ひさびさに過去の想いを振り返る。存在さえ忘れかけていたかさぶたをそっとはがす。鈍い痛みと、紅くにじむ私の生きる証。時間に追われる毎日。めくり忘れたままのカレンダー。いつのまにか季節にさえ追い越されていく。私は波に乗れずに立ち止まったまま。私のなかにある誰かの影。その誰かのなかにも私の影はあるのだろうか。そろそろサイト復帰しようかな。自分の気持ちを整理するために。「わたし」という存在を忘れないために。