あなたの声を聞いてとても穏やかな気持ちになれる自分をちょっとだけすごいと思った。あなたの話を聞いて隣りで抱きしめてあげたいと思える自分をちょっとだけかっこいいと思った。恋人と呼べる人がいなくてもあなたがいればそれでいいと思った。何度となく繰り返してきた「結婚しようか」という冗談が少しずつ現実味を帯びてきていてなんだかちょっとせつなかった。わたしにとってあなたはとても大切な人であなたにとってもわたしはとても大切な人。そう感じられることがなによりとてもしあわせだった。