昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2004年12月13日(月) 傷だらけ

 仕事が終わった後、昨日置き去りにしたままの自転車を取りに、十三へ行った。もしかしたら盗られてるかも、という予感が少しあったがそれは外れて、自転車はちゃんとあった。あったけど、ボコボコにされてた。ハンドルが右に歪んでて、コントロールがきかないし、ブレーキもあまく、ペダルをこぐとギーコラギーコラと死にかけの蛙のような音がして、チェーンの辺りも空回りしているようで何かヘンだ。せっかくここまで来たんだし1本映画を観て帰ろう、と意気揚揚としていた心が一気に萎んで、なんて言うか、すごくショックだ。ブレーキがききにくいからあんまりスピード出せないし、電信柱などにぶつかるようにしてしか止まれない。家に帰り着くまでに死ぬかもな、と思ったりする。
 
 梅田まで戻ってロフトの駐輪場に自転車を止め、前輪のブレーキあたりをいじくってみたら少しはましになったので、ちょっと安心。安心ついでにかっぱの古本屋さんに寄る。司修の「戦争と美術」を購入。このところ司修づいている。パラパラ開いてみるとまるで「洲之内徹論」のような部分もあって、何の気なしに買ったわりには大収穫だったかもしれない。
 自転車修理までしてお腹が空いたので、阪神の地下でビビンバを食べてビールをグビグビと呑んで、ブレーキはマシになったけれど相変わらずギーコラギーコラとうるさい自転車を引きずるようにして帰宅した。

 夜、ほうれん草を茹でて、サニーレタスのサラダを作り、荒畑寒村と広津和郎の短編と、「波」の車谷長吉の連載を読んで、「一葉青春日記」をパラパラと読んだ。友人よりメールあり。今度は上手くいきそうだ、とのこと、よかったねよかったよかった、と返信しておく。
 午前1時半ころ消灯。明日は何としても自転車の修理に行かなきゃな。置き去りにした私が悪かった、と心で愛車に謝る。

・購入物:司修「戦争と美術」(岩波新書) 古書

・朝食:粕汁、とろろごはん、蜜柑
 昼食:お弁当(山芋と豚肉の炒め物、ゴボウとレンコンとキンピラ、水菜のおひたし、ごはん、蜜柑)
 夕食:外食、石焼カルビビビンバ、麦酒


フクダ |MAIL

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