昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
2005年01月05日(水) |
背筋をのばしてダラダラと |
午前7時ちょっと前、悪魔のような目覚ましの音で起床。辛いわ。今日から仕事だ。仕事に行くのが嫌だというよりも、逃避してきた現実に今再び向き合っていかねばならぬ、ということに、憂鬱と諦めを感じる。 まあいい。ごちゃごちゃ考えるのはやめよう。考えすぎると足が止まる。ここで覚悟を決めるのだ。
会社では年始まわりのお客さんが何人も来て、いちいち年頭の挨拶をするのが面倒くさかった。やるべきことも山積みだけれども、どうも前向きな気持ちがでてこない。午後からやって来たMさんが、ボクも朝から出先でお酒呑んで頭がボーッとしてますよ、今週いっぱいはボーッとしてていいんじゃないですか、と言っていた。その言葉信じていいんだろうか。信じていいの?信じたい。でもたぶんそうもいかない。
最後まで気力がおきないまま、終業。とっぷり暮れた街をトボトボ歩いて、堂島のジュンク堂へ行った。昨日買った「映像のポエジア」に100円のビニールカバーをしてもらうため。カバーをすると本が少しでも傷みにくくなる、ような気がする。新人バイトのような店員さんに頼んだせいか仕上がりはイマイチであったが(表紙と裏表紙のバランスがおかしかった)、やり直してもらうのも気がひけてそのまま受け取る。「本の旅人」をもらって、何故かまた「彷書月刊」の最新号を買ってしまった。 ごはんを作ることにも気が向かず、地下でラーメンを食べて自転車で帰る。今日から仕事始めのはずなのに、どこの店も道も空いていて、まだ20時台なのにまるで夜中のように静まり返っていた。 帰宅途中の酒屋でクラシックラガーの大瓶を二本買った。ビール瓶を持ってると、もし今、暴漢が襲ってきたらこれで思いっきり殴ってボコボコにしてやれるのに、と思う。大義名分のある喧嘩がしたいなあ。なんでそんなことを思うのかわからないけど。心が荒んでいるのだろうか。
夜、テレビで宮沢りえの出てる「夏目家の食卓」というドラマを少しだけ観た。ドラマの出来は何だかようわからんが、食べ物は美味しそうだった。ほうれん草と椎茸の和え物、とか、鶏肉とタケノコの煮物、だとか。明日からは心を入れ替え、またせっせと料理をしよう。 お風呂に入って寝るまで「映像のポエジア」を読む。この本を読んでいると、苦悩することは決して無駄なことではない、と感じて、少し勇気がでてくる。
・購入物:「彷書月刊」1月号(彷徨舎)
・朝食:カレーライス 昼食:お弁当(豚肉とネギの炒め物、卵焼き、ゴマメ、ごはん) 夕食:外食、ツボヤで(ワンタンチャーシューメン)
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