昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
日曜日。くもり時々晴れ。風も強く冷たいが震えるほどではない。体調はまあまあ、気分もまあまあ、総じて平均的な日であった。 本日おこなったことと、行ったところ、食べたもの、などなどなど、など。
午前中から昼過ぎまで。 目を覚ましたら午前10時前。10時間くらい寝た。こんなに寝たのは久しぶり、腰が少々痛い。すごくお腹が空いていたので冷蔵庫をあさり、餅を出してきて焼いて醤油をつけて海苔を巻いて食べた。腹がくちたら後片付けと洗濯と掃除。台所とトイレを念入りにやる。放っておくとすぐあふれかえる食器棚とその引き出しの整理も。とにかくモノが多すぎる。もう少しシンプルに暮らしたい。
午後。 14時頃から自転車で出かけた。京橋あたりでまたまたお腹が空いてきたので、途中のモスバーガーで小腹を満たす。どうも燃費が悪い。 大阪市立美術館展示室で「モダニズム心斎橋」という展示を観た。大正から昭和初期にかけて心斎橋周辺にあったモダーンなあれこれを集めてある。織田作之助も見て歩いたであろう心斎橋だ。私は何でも話を織田作へ持っていくが、それを考えるとドキドキする。大丸の「贈答品の栞」と「催事チラシ」、安井仲治の写真と鍋井克之の絵を見られたのが収穫であった。それぞれ一枚だけだけど。その昔、心斎橋にはズラズラズラと本屋や古書店が並んでいたことを知ったのも驚き。街並や建築物などを見ても、道頓堀あたりの濃い空気とは違い、随分オシャレでハイカラでハイブロウな街だったのだ、それにどことなく退廃的な匂いもする。それは大正という時代の空気かもしれないけれど。 自転車は長堀通りに置いたまま、難波まで歩き、タワーでカーキ・キングのCDを一枚、千日前古書センターで中村伸郎のエッセイ集を買った。よくわからんが、あまりよそで見かけないような気がしたので。解説は矢野誠一。 夜。 大丸のアンデルセンでハイジの白パンを買って、自転車を拾って帰る。日曜日のせいか道がすいていて走りやすい。家に帰るとまたまた空腹を感じ、エビフライを揚げ、ついでにジャガイモも食べやすく切って一緒に揚げ、塩と柚子胡椒をふって食べた。ホクホクしてて旨し。ビールとよく合う。ストーブでスルメも炙って、酒の肴にする。これに加えて、簡単にダシをとって余っていた冷凍うどんを放り込み、大量のネギを入れて卵でとじたうどんも作った。とにかく夜はずっと何かしら食べていたようだ。
夜中。 矢田津世子の「神楽坂・茶粥の記」を読んでしまう。話がちとネチっとしてはいるが、丁寧な文体は好きだ。だから最後まで読めた。矢田津世子ってきっとすごく気が強い人なんだろうなあ、という気がする。芯があるというかなんと言うか、まあ一筋縄ではいかない感じだ。こういう人を好きになった坂口安吾もまあいろいろとしんどかっただろうなあ、とかつらつら考えつつ、眠る。
・購入物:中村伸郎「おれのことは放っといて」(ハヤカワ文庫) 古書 Kaki King「Let's to make us longer」(sony music)
・朝食:焼餅2個 昼食:モスバーカーで、テリヤキチキンバーガー、サラダ、珈琲 夕食:卵とじうどん、エビフライ、ポテトフライ、炙ったスルメ、麦酒
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