昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2005年01月18日(火) 今月今夜のこの月を

 午前6時30分、勇気をふりしぼって起床。眠くて脳みそがとろけそうだ。お弁当と朝ご飯をつくり、晩ご飯に使用するカツオだしもとっておく。なんて言うか、食べ物に囚われた毎日だ。生活とはそういうもんなんだろうか。

 今日は弟が大阪に出てくるというので、昼休みに阪急前で待ち合わせた。三番街でランチを奢ってやる。なんていいお姉さまなんだろう、うらやましい奴だ。お姉さまは会社で貧相な弁当を食べてきたので珈琲だけ飲んだ。
 弟とふたりで外でごはんを食べるのは、考えてみればずいぶん久しぶりだった。交わすのはいつものダラダラ四方山話ばかりで、立入ったことや突っ込んだ話はしたことがないのだが、聞けば彼も27歳になったというし、ああ時間ばかりがすぎていくなあ、というような、少し頼りないような気持ちになった。
 読み終わったという、阿部和重の「シンセミア」を借りる。借りるって、もともとは私があげたんだけど。私が読んだ後、Tにまわして、その後は弟の友人とその次は彼女が順番待ちをしているとのこと、なるべく早く読んで返してね、と言われる。みんなもっと本を買えよ。

 少々残業の後、一件の用事を片付けてその帰りに、こないだは諦めたけれどつらつら考えてみるとあの本はやっぱり欲しいなあ、ということになって、堂島のジュンク堂に行った。久しぶりに「東京人」も購入。
 それからぶらぶらと地下街を歩いて、第3ビルで古本を買った。映画は未見だが、表紙の子どもの写真がかわいい「トリュフォーの思春期」のパンフがあったのが嬉しい。青山光二のポルトレ集と、ますます増えていくばかりでなかなか読めないのが気にかかる田村隆一の文庫本も。それから定価の半額と安かったし、やっぱりこれは持っておかなければ、とついつい勢いで、吉田喜重の「小津安二郎の反映画」も買った。ちょっと買いすぎなんじゃないの、と‘マインドB’はうるさいんだけれども、もういいのだ。でも、今月はこれでもう止めとこう、と弱気に反省もする。
 とにかく荷物が重い。とっとと帰る。

 晩ご飯は盛大にお好み焼きを焼いて、さっさと後片付けをしてから、後がつかえているらしい「シンセミア」を読み始める。やっぱり長編小説というのものはワクワクするなあ。小説は長ければ長いものほど好きかもしれんなー、と思ったりもする。

・購入物:「東京人」2月号(都市出版)
     スタニスワフ・レム「高い城・文学エッセイ」(国書刊行会)ここまで新刊
     吉田喜重「小津安二郎の反映画」(岩波書店)ここから古書
     青山光二「砂時計が語る」(双葉社)
     田村隆一「詩人の旅」(中公文庫)
     「トリュフォーの思春期」パンフレット

・朝食:とろろかけごはん、紀ノ川漬
 昼食:お弁当(ふかしジャガイモのマスタードマヨネーズ和え、ゴボウ天、ゆで卵、ごはん)
 夕食:お好み焼き(エビとイカと豚肉いり)、キムチソース焼きそば、麦酒


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