昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
2005年03月11日(金) |
山は紫にして水明るし |
金曜日までこぎつけましたよ、おめでとう!、と自分に言いたい。しかし本日は朝から夕方近くまでバタバタであった。ああくたびれた。
弁当作りをさぼったので(寝坊した)、Iちゃんと会社近所の蕎麦屋に行く。相席になり向かい合わせに座ることになった若い女が、終始テーブルに肘をついたまま定食を食べているのを見てムカムカくる。おまけにその女は、ダイエット中やねん、とか何とか言って、ごはんとおかずを三分の一ほど残しやがったので、腹立ちに輪がかかる。ダイエットのために残飯をつくるなど、言語道断だ!アホか。あー腹立つ。肘をついて食べること、寄せ箸をすること、なんの躊躇もなく食べ物を残すこと、食事をとることにおいてこの3つを行う奴に会うと許せない気持ちになる。
終業後、ビル地下で空腹を満たしてから、ディアモールで春のお洋服を見物して(みるだけ)、タワーでCDを物色して(これもみるだけ)、ブックファーストに行って本を見て遊んだ。料理本を何冊か立ち読みして、本の造りに惹かれて「写真との対話」を買った。畠山直哉、スーザン・ソンタグ、堀江敏幸などによる、写真についての文章が収録されている。どれも書き下ろしなのも良い。 ブックファーストの喫茶室で本を読みつつ、珈琲。今、4月号の「文学界」に収録されている黒川創の「明るい夜」というのを、なかなか良いなあ、と思いながら読んでいる。何となく読み始めたが、はまった。黒川創の小説を読むのはこれが初めて。午後の鴨川の風景、築70年近くの下宿の廊下と階段の軋み、銭湯で会うおばあさんの体のかたち、早朝のパン屋で次々にパンが焼き上がって行く様子、など目に映るもの、耳に入るものをスケッチしていく文章が特に良い。新しい書き手に出会えるので、たまには文芸誌を読んでみるのもいいのかもしれない。
帰り際に旭屋で「UP」をもらって、バスにて帰宅。昼間は雨がジャジャ降りであったが、夜になってすこしづつ晴れてきたようだ。夜の気温は14℃。でも風はけっこう冷たい。 帰宅後、少しニュースを見てからお風呂に入り、あちこちにクリームをぬりつつCDでウェスモンゴメリを聴く。明日はお休みだ、嬉しい。 ・購入物:近藤耕人・管啓次郎編「写真との対話」(国書刊行会) ・朝食:バターロール、ソーセージとジャガイモのスープ、珈琲、ヨーグルト 昼食:会社近所の蕎麦屋で。とろろそば、梅おにぎり 夕食:北斗星にて。Bセット(煮込みハンバーグ、コロッケ、白魚のフライ、サラダ、コーンスープ、ごはん)
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