昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
午前6時起床。1時間半ほどしか眠れなかった。何も手につかず、しばらく台所の真ん中で佇む。 夜が明けるのがずいぶん早くなったなあと思う。ラジオの天気予報で午後から雨が降るでしょうと言っているから今日は歩いて会社に行こう、と思う。気温が高いみたいだから薄めのコートを着ていこう、と思う。夜は友人と飲みに行くことになっているから朝と昼は軽いものを食べよう、と思う。飲む前にジュンク堂に寄って文芸文庫買わなきゃ、と思う。 いろいろなことを思って最後に大きくため息をついてしまうのがイヤだ。
朝ごはん。トースト1枚、にんじんジャム(土曜日に北浜の八百屋で購入した。とても旨い。しかし店名と場所を失念した。ショック)、珈琲、ヨーグルト、リンゴ お弁当。焼鮭、ほうれん草のカツオ和え、ゆで卵、里芋の煮たの、ごはん、塩昆布。
昼休みジュンク堂で、森敦・小島信夫『対談・文学と人生』(講談社文芸文庫)を買う。
夜、南森町で友人と飲む。生ビール2杯と焼酎を数杯、おでんと刺身とサラダなどを食べる。わたしたち以外、客は見事におっさんばかり。この店は何度か来ているが、いまだに女性や若い男が呑んでいるところを見たことがない。 19時から0時頃までウダウダと話す。昔の失恋話などして凹む。後半、友人が酔って怒りはじめ、こんないい女をふるなんてあの男は絶対頭がおかしい、と言い、キレイなだけのしょうもない女と結婚して一生苦労すればいい、などとビール片手に吠えていた。 苦労も快楽、というか、買ってでもしたい苦労があるかもしれへんでー、と思ったけれど言わなかった。コワイから。
友人とわかれてホツホツ歩いて帰った。幸い雨は止んでいた。酔いをさましつつ、夜中にひとりで歩くのはとても好きだが、そのうち危ないめに遭遇するかもしれんなあ、と思う。でもまあその時はその時だ、もうなんでもいいや。
午前1時半くらいに帰宅。『デカローグ』を1日1話づつ観る、というのを今週はじめからやっていたが、今日は眠くて無理だった。お風呂に入って、『文学と人生』を手に持ったまま寝る。
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