昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2006年02月17日(金) マイナス・ゼロ

朝、自分でもちょっとどう解釈したらいいかわからないほどかなしい気持ちになることがあって、ほとんど一日中泣いていた。
会社には適当に理由をつけて、午前中はリッツカールトンのトイレにこもった。なんとか立て直し、化粧も直して歩きはじめても、また制御できない感情の波が襲ってきて、今度はヒルトンのトイレに入って、頭を抱えていた。トイレ難民。
声を上げるとまずいから懸命に抑えるのだが、嗚咽をこらえようとすると喉や胸のあたりが詰まってきて苦しくてしょうがなくて、わたしなにやってんだろう、とずっと思ってた。
これでも来月35歳になるんですよ。大丈夫なの?
結局、まがりなりにもハッピーだったのは先月末から今月はじめまでの10日ばかりのことで、後はボロボロだった。バカだった。バカで軽率で思い上がっててオメデタくて、そしてちょっとかわいそうだった。

そんなわけで、仕事はほとんどしていない。これでクビにならないのが不思議。
夕方はバナナホールにチチ松村が企画したライブ『バンジョー祭り』を観にいこうと思っていたが、ホールの前まで行ってみるとたいへんな人出で、とても当日券が手に入るような状態でなかったため、諦めた。残念。甘かった。

紀ノ国屋で古本を売っているらしいという情報をTが得てきたので、勇んで行ってみたが、当然のことながら値が非常に高く、古本を買うのに金に糸目をつけまくっているわたしにはとても買えなかった。でもマッカラーズの『心は孤独な狩人』はとても欲しかった。でも1280円はイヤだ。絶対にイヤ。

ブックファーストで珈琲を飲んで帰る。

深夜、お風呂の中で泣く。お風呂とかトイレとか、隠れて泣く場所はどこも狭くて、窮屈だ。

食べたもの、もう忘れた。お弁当にちくわとニラの炒め物を入れたような覚えがある。でもほとんど味がしなかった。
夜は、揚子江でワンタンメンを食べて、ビールを飲んだ。これも、ほとんど味がしなかった。揚子江が悪いわけではない、もちろん。今度、いくらかは楽しい気分の時、また食べよう。


フクダ |MAIL

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