昨日・今日・明日
壱カ月|昨日|明日
朝からもう疲れている。ラジオ体操を習慣にしようと思ったが、気力がわいてこず、テレビをボウと眺めるだけで終わった。さわやかな笑顔がまぶしい体操のお姉さんも、何もかもが灰色に見える日があるのだろうか。あるよね。それでもテンションを高く保てるのは、保てているように見えるのは、立派だ。
朝食。チーズトースト、珈琲、ヨーグルト、リンゴとトマトそれぞれ半分。 お弁当。ソーセージとエリンギの蒸し焼、桜海老の卵焼き、金時豆、梅干、カツオふりかけ、ごはん。
退社時、どしゃぶりの雨にあう。天神橋筋商店街のアーケードが雨ですさまじい音をたて、屋根が落ちてくるかと思った。落ちてくればいいと思った。 ドトールで雨宿り。パステルナークの詩集を読む。『ドクトル・ジバコ』も、いつか読みたい。
雨が小降りになったのを見計らって、バスにて帰宅。のろのろと晩ごはんを作る。 鯖塩焼き、鶏とジャガイモと豆のスープ、ほうれん草のピーナツ和え、ごはん、ビール。ひとりなので手抜き。
夜、テレビをつけたら薬師丸ひろ子が『セーラー服と機関銃』を歌っていて、少々ビックリする。今になってよくぞテレビで歌ってみる気になったものだ。勇気がある。それにしても、『Wの悲劇』は良い歌だった。映画は、なんともかんとも、だったけど。
手帖に書いてあったこと。マクラウド『島』という短編から抜書き。 『彼が来ないというのが運命なら、来ないのを見なくてもいいように、彼が来そうな方向をわざと見ないようにしていた。』
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