昨日・今日・明日
壱カ月昨日明日


2006年03月19日(日) 黒い春

午前8時起床。寒い。時々太陽がでて、しかし、すぐに引っ込む。晴れると予想してシーツを洗ったのは失敗だった。雪まじりの雨にさらされて、パリッとは乾かなかった。

朝食。ごはん、キュウリの梅干和え、ジャガイモと豆のスープ(残りもの)、水菜の浅漬けのジャコ混ぜ、塩昆布。

午後、サントリーミュージアムに『アンリ・カルティエ=ブレッソン展』を観に行った。400点以上の展示があり、見応えがあった。
「決定的瞬間」を捉えるのはもちろん、「歴史的瞬間」を察知し、そこに居合わせる才能に驚かされる。まさに名人。それに目のよさ。絵画をやっていた人だけあって、構図が素晴らしい。『構図がよければトリミングは必要ない』、というのはブレッソン本人の言葉。
犬が交尾している写真が、なんとも好きだった。俺たち生きてるでーって、感じがした。
図録を購入。2000円。

風にあおられつつ、雨に煙る海を見ながら持ってきたサンドイッチを食べた。サンドしているのはキュウリとチーズ、ハムと卵。
まわりはカップルだらけだった。みんな笑っててはしゃいでて楽しそうだった。今が頂点なのかもね、と思う。頂点にいる時は、自分の位置はわからない。落ちてきた時にだけ、あそこが頂点だったんだなあ、とわかる。だから、どの瞬間もおろそかにせず、大切に扱わなければならない。

バスで梅田にでて、食料品の買物をしてから、またバスに乗って自宅へ戻った。夕食は、あたたかいきつね蕎麦と、小松菜と揚げの炒め物を作って、ビールを飲んだ。

夜は、ごそごそと読書。
ビデオで、村上信夫の『きょうの料理』を見る。昭和52年くらいの放送分。なあんにも難しいことはございません、というのが村上信夫さんの口癖だ。ハンバーグを作りたくなった。


フクダ |MAIL

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