ぼんのう
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2001年07月21日(土) |
これは危機かもしれない |
街中を歩いてフト感じたことがある。 なんと言うか、“新しさ”を感じさせる食べ物がない。 というか、日本特有のオリジナリティを感じさせるメニューが出ていないのが 非常に気になる。 我輩は味覚からの好奇心と食文化への知的追求(?)から、所謂ゲテモノ類は 平気で食べる。半分孵化したアヒルのゆで卵なんか何回も食べたし、 昆虫の佃煮とか爬虫類・両生類も問題ない。無論韓国料理の犬鍋も食したし、 サソリのから揚げも悪い味ではない。 (しかし所謂悪食関係はどうにも苦手。うどんにチョコレートシロップをかけて 食べるというのは…そういえば、現代の味覚混乱による悪食というのは、 性倫理の崩壊とも同じという説があるが、間違っているとは思えない。)
いや問題はそうではない。
大胆な面白い新しい料理が最近出ていないのが非常に気になる。
新しいレシピとかファミレスやコンビニで見かけるが、そのどれもが 東南アジアなどで既に知られているモノの単なるコピーモノばかり… 一方完全無敵に新しいものはない…。 “そばめし”は昔から神戸(だっけ?)にあったものを、冷凍食品に することで全国レベルにした点は立派。誉めたいのは商品化した企業では なく、商品化するために尋常ではない苦労をした社員に対してであるが…。
なんか新しいレシピ、出てる? 個人の自由な発想で、新しいアイデアレシピは出ているのか? いや、出ている事を願おう。 問題は、出ていても、商品化しようとしない食品企業に問題があるのかもしれない。
酷い不況である。
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