ぼんのう
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昨晩、ホテルのバイキングでワインをしこたま飲んだにも関わらず、二日酔い無しで朝6時起床。ウコン茶は良い!
さて、朝6時に起きた目的、それは鞍馬山に行くという個人的な理由によるものであった。以前行ったことがあり、不思議な感じ良い雰囲気に包まれたことから、クスリを求めるジャンキーみたく(いや、ちょっと違う)、京都に来たら必ず寄る(それも早朝)ことにしている。
バスも電車もアクセスが信じられないくらいに順調で、わずか1時間ちょいで到着。山門はどう見ても寺院だが、掲げられている看板には
鞍馬弘教
…そう。元々天台宗であったが、戦後独立した一種の新興宗教である。 だから面白いことに、“尊天”様(千手観世音菩薩・毘沙門天・魔王尊)という極めて仏教的崇拝物をメインとしつつ、拍手をうったり、本殿のあちらこちらに不思議な紋章があったり…個人的に大変好きな場所である。
鞍馬山に鎮座まします魔王尊は、太古の昔、金星から降臨してきた魔王サナート・クマラに機縁するものであり、そこから鞍馬(クラマ)と転じたとされている。一部のクリスチャンならば、金星から飛来してきたから、堕天使であるルシファーを彷彿させるかもしれないが、神智協会では有名な話だし…善も悪も同じステージに立っているこの場所は、実は蒸留された我々俗世間なのかもしれない。
魔所というのが京都にある。 魔所を時間かけて熟成すると聖地になるという考えがある。 鞍馬山もそういうところかもしれない。
山全体の参拝を済まし、早めに東京に戻る。 充実した休日であった。
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