ぼんのう
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英国大使館から花見会のお知らせがあったのは、数ヶ月前。 今晩がその日であるが、連日の雨で大丈夫かな? 我輩の住んでいる団地の桜、もう殆ど散ってしまっているので、一抹の不安を持ちつつも半蔵門まで…。
いやあ…それにしても、いつ此処に来ても感じるよな…アメリカ大使館との違いがねえ…。 警備は確かにテロ対策もあってなのか、こないだ来た時よりも厳しい体制であったが、一歩中に入れば、大正時代にトリップする。いや、ほんと。 建物の殆どが大正年間に建てられたものばかりで、設計は英国本国の建設家が担当したこともあってか、我輩好み。 以前日記にも書いたことがあるが、我輩は所謂ガラス張りでギラギラしたインテリジェンスビルに入ると、激しい嘔吐感に襲われる謎の体質を持っている。 バブル全盛の時、やたらテレビに登場していたアノ手のビルには強い不快感を抱いたものであった。大学卒業して、もしも生命保険業に進むとしたら、明治生命に強い憧れを抱いていた…理由は単純、本社ビルが好きだったもんで。
脱線してしまったが、まあ、アメリカ大使館は完全無敵の要塞であるのに対し、英国大使館は優雅な貴婦人、品格高いオールド・ミス…と言ったところであろうか?歴史的にどーのこーの言うのはとりあえず止め、個人的に大使館内にある建物とその配置に、安らぎを感じる。 花見会とかパーティーとか大変苦手だが、思うにこの雰囲気を楽しみにしているということであろうか?
桜は少し枝に残り、大雨後の夜晴にぽっかり浮かぶ満月…名物のスコッチがなかったのは残念であるが、珍しい料理と美味しいビールに、仕事も忘れて楽しんでしまった。
たまにはいいであろうよ、なあ?
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