日記と言いながら、またしても昨日の話。いや、大変だったんだこれが。
月に何度かある、出先直行の日。半端な場所にあるので、いつも自家用車を駆って行く。丁度時間に間に合うくらいに家を出るのが常なんだが、昨日、さあ出るぞと思ったら、車のキーがいつもの場所になかった。 さがしにさがした。時間は迫っている。今回は勉強会(?)で、司会を担当することになっているので、私がいなくては始まらない。遅れれば参加者十数名ぼけっと待ちぼうけだ。査定にも(たぶん)影響する。やばい。机をさがしバックをさがしポケットをさがし、落ちていないかと棚の後ろまでさがし、それでもない。公共交通機関を使うと三倍の時間がかかってしまうので、そんな選択肢もすでにない。 仕方がない。 北条、賭けに出ました。 荷物を持ってどばーんと外に飛び出し、バス停まで猛ダッシュ。冬場は特に、バス停周辺をタクシーが通りかかる頻度が高い。運が良ければ、すぐにつかまえられるはずだ。 髪振り乱して走ってたら、ホントに私のために来たのかと思うくらいのナイスなタイミングでタクシーがやってきた。すかさず止めて勢い良く乗り込み、行き先を告げる。 「××まで、急ぎ目でお願いします」 運ちゃんは、無言でものすごく急いでくれた。冬道なのによくあんなに飛ばしてくれたよ……。まさに道路を縫うようにして、あっという間に目的地。(良い子はまねをしてはいけません) 運ちゃんにお礼を言いながら千円札を数枚キャッシュ皿に押しつけ、「お釣りはいいです」と捨てぜりふを残して、ようやく会場に駆け込んだ。 間に合った。滑り込みセーフ。 勝った。ありがとう、運ちゃん。
……が、風邪が抜けずに本調子じゃないまま暴走タクシーに揺さぶられたので、この時点で北条、車酔いですっかりやられポンチであった。「途中で力つきたらごめん」と前置きをして白い顔で司会をこなし、しかもその風景を写真に撮られてしまった。今年のアルバムに載せるって。予告なしにそれはないよ……せめて来週にして欲しかった。くそう。
そんなわけで、勉強会が終わってもふらふらで、仕事場に寄らずにそこからまっすぐ帰ってしまった。なんつーか、基礎体力落ちてますか? 丈夫なだけが取り柄だと思ってたのになあ……。
とか言いつつ、今日は今日とて仕事中にこんな日記書いてんだから世話ないっすね。真面目に仕事してんのかおらって感じですが、実は一週間後に締め切りの仕事が山積みです。あああ……。
ちなみに、キー紛失の犯人は、ハハでした。コートのポケットから発見。
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