日々の戯れ言

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(えもしちより) 

2005年01月26日(水)  法の無力

今日、二つの判決が出ました。
ひとつは、東京高裁。
ひとつは、最高裁。
いずれも原告の請求を棄却する内容でした。
公権力とは何か、私たちとの関係はいかなるものであるべきかについて、私たちはもっと真剣に考えなくてはならないのではないか。そんなようなことを思いました。

私たちは何故一人ではないのか。人が集うのは何のためか。何故社会を形成するのか。国家は何のためにあるのか。権力とは何か。何を源泉としているものなのか。何のためのものなのか。
無知であることは必ずしも恥ずかしいことではありませんが、無知であることに甘んじこれを恥じないことは、恥ずべき事だと思います。頭脳を酷使することをやめ、真剣に考えることを揶揄するようになったときから、私たちは社会的存在としての人間の歩みを緩めてしまったような気がしてなりません。

……今この瞬間にも頭脳を酷使することを怠っている、ナマケモノの私が言うことではありませんけれどもね。




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