under one umbrella

2004年11月21日(日) ええいままよ


電気が点いてた。
とりあえず生きて、無事にあそこにいるんだって、
ちょっと安心した。





バイトが終わって、
もうすっかり冷たくなった夜に、自転車をこいだ。
昼間、幸子に励まされて送った4通目。
返事はまたなくて、
理由を思いつけなくて、
彼女かな、という結論にゆっくり辿り着く。


試合は、今日終わったはず。
勝っても負けても、とりあえず何か返ってくるはず。
ここまで来ると、推測でしか考えられない。


自転車を、寺島の家の方向に曲げた。
怖がっている暇はなかった。
息を切らして坂を登ると、
寺島の部屋の電気が見えた。


よかった。居るんだ。
安心と共に、何故メールが返って来ないのか、更にわからなくなる。
またメールしてみようかとも思ったけど、
文章を思いつかなくて、何だか焦って、
ええいままよと、電話をかけた。
連絡が途絶えてから、3回目か、4回目。



出たら、何て言おうか。
「今大丈夫?」
「どうしてるの?」
「元気なの?」
頭が混乱してくる。
その間にも、電話は呼び出し続けている。


↑VOTE.




一体何が起こってるの?
あなたはそこで何をしているの?
怖い怖い怖い。


息が出来なくなる。
倒れ込みそうになる。


ねぇ、何が、起こってるの?
これからどうなるの?



「彼女出来たんだってさ」って、
また藤原から聞くなんて、私は嫌だよ?


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