気づけばもう11月も半分以上過ぎてしまいました。 はやいもんだ。もうすぐ12月じゃん。 バスに揺られていたら、昔の思い出がふッと頭を掠めました。 別に楽しくも悲しくもない思い出なのだけれど。 妙に頭の中に残っているのはナゼでしょう。 中3ぐらいだったと思うのですが、 その頃あたしは inイングランド。 寮に住んでたんだけど、1ヶ月に一回(たしか)くらい、 1週間のホームステイに行けるんです。 というか、いけたんです。 おかげで、数えられないくらいいろんな家にお邪魔したけどね。 まぁ、そんなことは今はいいとして。 ほとんどの家のことはもうほとんど覚えていないのですが、 なぜか不意にある家でのことを思い出しました。 その家は、共働きの家で、学校からその家に帰っても、 誰もいないわけです。つまり一週間限りの鍵っ子だったわけですが、 ってゆうかこの時点でホームステイの意味ないような 気がするけどね・・・ とりあえず、その家に帰った私は、何もすることがないわけで。 だって誰もいないんだから。 そうなるとやっぱヒマをつぶす道具は テレビ ってことになるでしょ。 要するに鍵っ子であると同時に、テレビっ子でもあったわけです。 一気に昇進、みたいな(違うだろ) とりあえず、果てしなくテレビ見てました。 家につくのが4時くらい。 寝るのが10時くらい。 計6時間。これでもか、というくらい見続けました。 ・・・・だってすることないんだもん。 もちろん、この寝るまでの間にそのホームステイの家族(おとーさんおかーさん) は仕事から帰ってきてるわけですが、 彼らも結構なテレビっ子なので、 あたしのテレビ中毒が中断される心配もありません(ってゆーか邪魔してよ) あーヨカッタ。 で。問題なのはテレビ番組。 その年はちょうど1998年。春から夏の間。 といえば・・・ フランスワールドカップ。 サッカーですよ!サッカー! サッカー見なくて何がテレビっ子だ!(論点ずれてる) もちろん、家に帰ってきてから寝るまで計6時間、みていたのは サッカー!サッカー!サッカー!サッ・・・・(もういいから) あれ?あたしゃホームステイしにいったんじゃァ・・・? それはまさに、テレビ見にワザワザイギリス人の家に 泊り込んでたような一週間でした。 いや、けどね。それにしても、日本が戦ってる試合は一回もみたことないのよ(涙 そして、言ったけど、その家のとーちゃんとかーちゃんが かえってくると、一緒にテレビ見るわけです。もちろんサッカー。 こえーーよーーーォ イングランドの試合。 ミスでもしようものなら、暴言はきまくり。 その選手せめまくり。 負けようものなら、怒り狂って暴れだす始末。 おいおい・・・おちつけよ。 心の中でそう思いつつも、サッカー観戦に熱中してるフリ。 彼らもきっと一生懸命やってるんだから、ね、ね。 とこれまた心の中でなだめつつ。 けど。今思い直すと。甘いな。 だって、サッカー選手というのはまぁ、サッカーに限らず、 それが仕事なわけでしょう。 例えば会社で、ミスをしたら責任とらされるのに、 サッカーでミスをしたら責任を取らされないのはおかしい。 ましてや、スポーツとかってのはエンターテイメントでしょう? ということは 要するに誰も一生懸命さなんて求めてないわけです。 結果よ結果。結果が全て。 ・・・と言い切れるほど、私は強くありませんが(ーー) しかし。イギリス人は、やりすぎです。 なんて事を道中ふと思ったわけです。 思い出というのは、どういう風に頭に刻まれるんでしょうね。 謎だなァ、と思いながら。 |
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