20日。
起きるとなんとなく具合が悪い。冷房にやられたかな、と自分に嘘を吐こうと試みる。残念ながら二日酔いそのものだ。バカだ。
チェックアウトの前に友達から連絡がある。三宮に向かい、みんなと落ち合う。チェーンのカフェで朝御飯。おなかにものが溜まったら、ちょっと楽になった。あははー ばかー セルフ二日酔いばかー。
また新快速に乗って姫路へ。姫路に着いて待ち合わせしてたもう一人の友達と会う。会ってすぐ、予定してなかったもう一人の友達とも会う。姫路マジックだー!
姫路は暑い。暑いのでアーケードをゆく。割とどこにでもある感じの、大きなアーケード。言い方悪く感じる人がいるかもしれないけれども「ザ・地方都市」という感じ。佇まいにグッと来た。笑いさざめく少女が自転車と徒歩で横を通った。亜弥ちゃんもこんな時代を過ごしたのかな。新しい感じじゃなくて、昔からずっとある感じのたてもの。街に馴染んだおばさん。たくさんの自転車と日に焼けたアーケード。この街のどこかに亜弥ちゃんは居たんだろうし、私達もいる。よくある街だと思うけど、やっぱり特別。
プリクラ撮ってバカみたいにはしゃぎ、姫路城を目指す。場内にはアホほどでかいステージとぎゅうぎゅう並んだパイプ椅子。野外フェスじゃん、野外ー!その後ろに姫路城が見える。とんでもない。亜弥ちゃんはこんなところで歌うんだ。あの子とんでもないでー!
姫路城は白くて、石垣が大きくて、これを作った人や殿様、姫様、攻め入る敵、などなど色々な人物に感情移入をしながら精神的コスプレを楽しんだ。それにしてもあんな急な階段や低い天井、敵も場内を守る人達も体力ありすぎる。友達が思いっきり階段の天井に頭をぶつけて脳震盪気味になっていた。本気で心配した。(目が死んでた)やっぱり姫路城に住んだり、ここで戦ったりした人達はすごい。こんなナチュラルなトラップを越えてきたんだ、普段から。天守閣は高くて風がすごくて、殿はさぞかし気持ちいいだろうと思った。殿になりたい気持ちがすごくよくわかる。風に吹かれて居たら、天守閣にどんどんヲタが集まってきた。ヲタと煙は高いところに上る…!! ギャー! さっさと降りた。
降りきると疲労困憊。疲れ切った私達は茶をしばきに城下町へ降りる。そしてさびれてるんだか歴史があるんだかわからない喫茶店に入りひとやすみ。精一杯ぐでんぐでんする。そのあとはたこ焼き食べて、市の施設(だと思う)の休憩スペースでまたぐでんぐでんする。2時間近く座ってて、さすがに回復。
会場前で、くうさんに初めてお会いする。あがががが かわいい…!こんな可愛い女の子が何故かディープなヲタク世界に一歩足を踏み入れている不思議。あと、おみやげに手作りお菓子までいただいた。(レモンティークッキーがすっごくおいしかった!ありがとうございました!)やー ほんと不思議… 何故にこっち側に…?
連番者のMoshさんとも無事に落ち合い、会場に入る。あー 亜弥ちゃん。亜弥ちゃーん。