日々の記録
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2004年12月24日(金) |
社団法人世界サンタ協会 |
夢を見た。
市役所の業務の中に、「クリスマス時のサンタ」というのがあって、交代で毎年十数名が担当するのだが、ついにそれが私にまわってきた。 サンタの服装は勿論貸与され、子供達へのプレゼントの配布も行う。 プレゼントは、社団法人世界サンタ協会なるところから割り当て分のプレゼントが届き、それを配布する。 うちの市は、今年の割り当ては150個。 大体1人10個程度の配布が仕事となる。 この数で市内のお子様に行き渡る訳がなく、これは担当地区のサンタの気分次第。 17時になり、就業時間を迎え、週末のイブという事で恋人や家族と過ごすため、或いは飲み会のために足早に退庁する職員達に紛れ、今年のサンタ担当者も本庁を出発する。 帰る人たちにはいつもの通り 「お疲れ様ー」「失礼しまーす」 と声をかけつつ、我らサンタ担当者達は貸与されたサンタ服と、白い袋に入ったプレゼント(プレゼント自体が大きめの箱なので、10個程度でもかなりでかい)を肩に掛け、出発する。
徒歩で。
トナカイは道路交通法に引っかかるらしい。 公用車の使用は、夢を壊すため禁じられているらしい。 庁舎前の押しボタン信号を退庁する職員達と一緒に渡り、 「それじゃ、行きましょうか。」 「じゃ、私はこっちなんで。」 今年のサンタ担当者は、各担当地区に散っていった。
徒歩で。
はて、概要は聞いたが、一体どうやって子供に渡すのだろう。 いまどき煙突のある家はないし、あってもどう考えても入れないだろうし。 やはり玄関から 「すみません、今年のサンタなんですけれどもー」 と礼儀正しく訪問するしかないのだろうか。
てな感じで目が覚めた。 あー、そうか、クリスマスイブか。 何だか年の瀬気分のほうが強くて、忘れていたかもしれない。 つか世界サンタ協会は社団法人なんだ。 トナカイはダメなんだ。 プレゼントはよい子にいくとは限らないんだ。
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