Makkie!の日記
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この時期になると、街には装飾が施され、祭りの雰囲気を盛り上げてくれる。 産業過疎の進んだ、バラックのような建物が多い町並みとは対照的な蛍光色の 飾りは、逆に街の貧しさを浮き立たせるので、あまり好きにはなれない。 それでも、この街の人達が楽しみにしていた行事だ。今は寂れた街を 何とか街を飾りたいという想いは伝わる。
そんな中、我社の夏まつりが行われた。 近所の患者さんに、職員が店員やスタッフとなって 焼き鳥(豚精)や酒を売るのだ。 ステージでは職員がカラオケを歌うと、患者さんたちは大喜びである。 特にドクターが歌うと、鄙びた黄色い歓声が飛ぶ。漢字読めるか?鄙びた。 いつも診察してもらっている先生がカラオケをする姿は、患者さんたちには そりゃー、珍しさもあってウケルわいな。
俺は焼き鳥担当。 焼き鳥といってもここ室蘭では豚である。ねりからしを付けて食す。 自慢ではないが、俺は年一回、この焼き鳥を焼く為にこの職場に 雇われたと自負している。 マジで自慢にはならんのがなんとも・・・・
完璧に焼きたい。少しの妥協もしたくない。 均等に火を通し、最高の状態でクライアントにプレゼンするのが 俺の使命だ。
そう思っていた矢先、同僚が 「ここで去年、彼女は君に・・・・・」と。
・・・まったく嫌な事を思い出させてくれるなぁ。
モツがにょろりとはみ出た猫を路上で見ちまったような いや〜な感覚に駆られたので、売り物のビールを浴びるように飲みましたとさ。
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