Makkie!の日記
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2002年09月02日(月) シリーズ北の国から〜 豆知識の巻

【純と蛍はクリスチャン?】
ドラマでは、純が「神に誓って〜」とか「神様〜」とか言うセリフが何度かあった。
また、シリーズ作第一話にも純と蛍が廃屋で神に祈るシーンがあった。
彼らはクリスチャンかと思ったが、どーもそうではないらしい。

イワユル困った時の神頼みというものらしく、恐い時には神に祈れば
なんとかなると思ってのセリフとのこと。
従って、洗礼とかは受けてないのだ。
令子が純と蛍の将来を想って日曜学校に通わせたときの
神父の説教の影響もあるらしい。
日曜学校では、一緒に参加していた五郎がイビキをかいて寝たり、賛美歌が超音痴で
恥ずかしくて行けなくなったという逸話も資料にあった。如何にも五郎らしいお話である。

【丸太小屋の火事はCG?】
CGなわけはありません。
そんな技術はまだ無かったし、あってもあの監督が許す筈もありません。
でもあの丸太小屋はちゃんと麓郷に残ってて、観光名所にもなってますな。

撮影は、火事用の丸太小屋をワザワザ造って、それを燃やしたのですわ。
本物は移動してて無事です。
実際の丸太小屋はなかなかドラマにあったようにゴーゴーとは燃えないらしく、
丸太の中をくり抜いたり、空気の通り道を作ったりと、苦労したようです。
また撮影は勿論一発本番!カメラマンが良い画を撮ろうと近づきすぎて、
待機していた消防士に怒られたそうな。

【あれは演技?】
倉本氏と杉田監督の求める「リアリズム」は半端ではないらしい。
走るシーンでは、実際に1キロ程走らせてから撮影し、苦しい表情を撮る。
10秒程のカットに一週間以上費やすこともあるそうな。
その為、無駄になったフィルムは実際使われる30倍以上はあるとのこと。
普通、映画でもそこまでカットしない。
因みに北野たけしの映画は撮影で使ったフィルムの長さと上映用のフィルムの長さが
ほとんど変わらないらしい。

シリーズ作で、まだ幼い純と蛍が一輪車(ネコ)に石を載せて運ぶシーンがあったが、
石の量は意外と少ない。真横からだと石が映らないくらいだ。
ADが気を利かせて、ワラを敷いた上に石を載せたが、倉本氏がそれを許さなかった。
「実際に持てる石の量を運ばないとリアリティーが無い。
 子どもがてんこ盛りの石を運べる筈がない」
と言って、映像的には迫力の無いものになったが、逆にそれがリアル。

【あれは実話?】
NHK連続テレビ小説「おしん」の時には、視聴者から大量に
米などの食料が本気で送られてきたそうな。
これは、同情した視聴者が「現実」と「ドラマの世界」を区別できずに
起こってしまった珍現象である。

「北の国から」でも同様、黒板一家が現実の一家と感違いする人も多いそうな。
中嶋朋子さんに向かって、「お父さんは元気?」と、時々まったく知らない人が
真顔で真剣に聞いてくるのだそうだ。田中邦衛さんが実の父と思い込んでの事らしい。

でも今回の「遺言」では、蛍の子として実際に中嶋朋子さんの息子が出演している。


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