Share * 愛部屋 * Room   story by...kisaragi & tako

 

 

∧

SS 春雷 -3- 「如月抄」・・・・・tako   - 2003年04月11日(金)

突然の辞令で転勤になったゾロ。
半年間の地方支社勤務。
「半年ぐらい、あっという間だ。」
そう言って小さなスーツケース1つ持って部屋を出て行く、
ゾロの背中を見送ったのは、3ヶ月前。
逢おうと思えば高速道路で数時間。

思えば…の話だけど。


たとえ夜遅くたって、必ずここに帰ってきた。
疲れて帰ってきて、ただ寝るだけ…
次の日も次の日も、またそれの繰り返しだったとしても、
傍にいて穏やかな寝息を聞いているだけで、

幸せだった。


一人で寝るには広すぎるベッド。
食器棚の奥、揃いのマグカップの…カタワレ。
クローゼットでは、オレのよりひとまわり大きい春物のスーツが、
静かに主の迎えを待っている。






行ったきり帰ってこないだろうとは思っていた。
コッチにいる時も、深夜に及ぶ残業や休日出勤は日常茶飯事だったから。
じゃ、オレが行けばいいのか…と意を決して尋ねれば、
「お前だって似たようなもんじゃねぇか。無理すんな。」
……柔らかな拒絶が最後の勇気を奪い去る。


そうして冬が終わりに近づき、
いつしか南の方から花の便りが聞こえる季節になり、

あいつのカップで飲むコーヒーは、日毎に苦味を増していった。







お前は……平気なんだ?


-

∨




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  next


Share Room
*愛部屋*

..........Main Contents..........
リーマンZS日記
『世界で一つだけの…』

�機屮織奪�ル」1〜8
�供孱横技�」 1〜12
�掘� 海 」 1〜14
��..writing now..
............................................
たまに海賊
雑記・SSS・SPも?

written by
kisaragi & tako




お越しになったサイトに
戻る場合は
ブラウザを閉じてください。

相方のサイトへジャンプは
▼こちらから▼

Go to
saxe-blue-dawnへ戻る?

Go to

夜間飛行へ戻る?