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ZS日記 「 海 」-3・・・・・kisaragi - 2003年07月17日(木)

明日は・・・・・と口篭ったゾロ。
普段に比べて、不自然な程に歯切れの悪いあいつに、
その先は、恐くて聞けなかった。

聞けないからと言って、気にならない訳じゃない、
実は気になって気になって仕方が無いのに、
そんな自分を見せるのが嫌で、
妙にハイテンションでデータを打ち込んでいた気がする。
一風呂浴びているゾロを待ちながら、朝食の準備を終えて、
打ったデータの見直しをする。
それでも打ち間違えの無い自分に、俺ってすげぇと苦笑が零れた。

俺の作った朝食を、美味そうに食いながらも、
口から出るのは、

「悪かったな、朝まで付き合わせちまって。」

構わねぇのにそれくらい

「昼間はヤボ用があるから、続きはまた夜だな。」

あ、それってもういいからってことか・・・・・・?

再び手許に来たカップは緑色。
これは誰のカップだろう?

追い立てられるようにゾロの家を後にした俺を打ちのめす様に、
駅への帰り道、向かってくる見慣れた姿。
明るいオレンジの髪、太陽のような笑顔の、敬愛して止まない存在。

思わず隠れた自分が滑稽で悲しくなる。

確かに噂はあったけれど、
否定しない代わりに肯定もしない二人の様子に胡座をかいていた。
恋人同士というよりも、「同士」といった雰囲気に、
半ば希望的な観測で、目の前に横たわる事実に目を瞑っていた。

どちらも大切な人だから・・・・・・・
俺は、ゾロの傍にいちゃいけない。



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