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ZS日記 「 海 」-10・・・・・kisaragi - 2004年04月08日(木)
一瞬びくりと肩が揺れたことに、彼等は気付かなかっただろうか?
触れたいけれど触れられなかった事への答えがそこに見えるように、 小さな唇から良く知った名前が零れた。
自分はちゃんと笑えているだろうか?
電話をするゾロの方を見ないように、 自然と目の前の料理を端から口に運ぶ。 味のしない食べ方は、それらに対する裏切りのようで、 通常自分が嫌う食べ方に違いなかった。
「・・・サンジ?」 不審げなゾロの声にはっと我に返る。 「ん?・・・・・ああ、電話終ったのな。なんだ、今日はナミさんとデートか? クソ羨ましいぜまったく」
「それがね・・・ナミちゃん来れないんだって・・・」
おちゃらけた自分の口調を後悔せずにはおれない程、 小さな声が沈んで聞こえた。
大切な人に会えるのが楽しみで楽しみでたまらないのに、 それが突然裏切られたことへのやり場のない憤りというより 純粋な寂しさを感じさせる瞳は、自分の小さな頃を思い出させた。
大切な人が約束を破りたかった訳ではないこと十分に理解していて、 それでもなお寂しくて・・・けれどもその寂しさは相手にぶつけてはいけなくて むしろぶつけたくないが故に余計悲しかった。
「そっか・・・なあ海?代わりにはとてもならねぇが、今日は俺と付き合え。 男同士の親交を深めるってのも悪かねぇだろ?あ、なんならそこのマリモは抜きでもいい」 「・・・おいっ」
きょとんと見開かれた大きな瞳がくしゃりと綻ぶ
「ううん、とうさんも一緒がいいよ」
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リーマンZS日記
『世界で一つだけの…』
�機屮織奪�ル」1〜8
�供孱横技�」 1〜12
�掘� 海 」 1〜14
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kisaragi & tako
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