囁き
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2001年05月23日(水) 付き合い

 僕には、上がいなかった。

 『この人についていきたい』。そう思う人に、いまだに会ったことはない。それは、普通のことなのかもしれない。

 僕の今までの多くの付き合いは、誰かに相談を受ける立場・・・それは、対等に付き合うことではない。対等に付き合うことすら、僕にはほとんどなかった。僕についてきてくれる人は、幾人かはいる。それは、傲慢な言い方ではなく・・・けれど、ついていく相手は、いない。

 高校の頃の友人達は、それでも対等だった。けれど、それは同じベクトルにいる存在ではない。深い付き合いをしたわけではなく、深い付き合いをした友人のほとんどから、相談を受けたり頼られたり・・・

 思いこみなのかもしれない。そういう付き合いが、好きなだけだったのかもしれない。けど、疲れる時だって、嫌に思う時だってある。

 誰か、上にいて欲しいなって・・・それは、頼るとかそういうのじゃなくて・・・なんていうのかな、対等か、それ以上の付き合いをしてみたいって・・・そう思う。

 今の『彼女』とは、対等。ここまで対等な付き合い・・・男女関係であっても・・は、初めてだと思う。だからこそ、『彼女』といるのは楽だし、嬉しい。無くしたくは・・・ない・・・


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