囁き
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久しぶりに、雨に打たれて歩いた。
傘はあったけど、ささなかった。強い雨に打たれるのは久しぶりだった。気分がよかった。
昔は、そんなことが多かった。学生服で一人、雨に打たれて空を眺めていた。土砂降りじゃなければ、煙草を咥えて・・・一人で、考えながら。
感覚が懐かしかった。身体に張り付く服。雫をたらす髪をかきあげる。雨と煙草の混じった匂い。全てが・・・
『彼女』が怒るからやらなかったけど、たまにはいいさ・・・そう思った。やはり、雨に打たれるのは好きなようだ。
出来るなら数時間はそうしていたかったが、家に帰れば親がいる。そういうわけにはいかないだろう。不審がる。昔に戻ったのではないかとね・・・(苦笑)
雪に降られるのも好きだ。どちらも、感覚的には変わりないものなのだろう。
雨・・・また打たれたいな・・・
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