囁き
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2001年06月03日(日) |
久しぶりに行ったあの場所 |
久しぶりにあの場所に顔を出した。知らない人が沢山いた。知ってる人は、三人だけ。それも、あまり親しくはない。相変わらず、多くの人達が集まっているようだった。ギターを借りて、みんなで歌った。それだけは、変わらない。
思い出が、吹き溢れる。
そこで知り合った友達は、あまり来なくなっているようだった。僕も同じ。みんなで騒ぎ、歌い、語り合った。そんな時間は、もう過ごせないのだろうか? しばらく行かないうちに、集まる人間は変わっていく。僕は、ほとんど一人だった。別に、それに何を言うつもりはない。今、あの時の人間が集まっている方が、つらい・・・しんどいから。けど、時の流れは実感してしまう。周囲に人はいるけど、ほとんど会話を交わすこともなく。比較的、楽だった。
色々あった場所。それを、知り合いのうち一人と話していた。懐かしかった。思い出が、掘り返される。 同じ痛みを持っていた『アイツ』。 始めてかもしれない、本当に惚れた『姉』。 打ちのめされたとき、おごってくれた缶コーヒーの味が今でも忘れられない。素晴らしい歌を歌う『まこっちゃん』。彼の歌、今でも好きだ。 ほかにも色々いるよ。僕はあの時、最少年だったから。色々教えられ、騒いで、時には教えもした。歳は・・・あまり関係なかったのかもしれない。いいことも、やなことも、色々あって・・・
あの場所を思い出すときに、必ずある景色。夕方の、紅く照らされたビルと、強く吹く風。大好きな場所の、大好きな景色。それだけは、変わらずにいた。なんとなく、嬉しかった。
『彼女』と来たかったな・・・
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