囁き
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2001年06月13日(水) 大きなのっぽの古時計

 『大きなのっぽの古時計』って歌が嫌いだった。いや、嫌いじゃないかもしれないけど、聞きたくなかった。今の僕じゃ考えれないかもしれないけど、最後にお爺さんが死んでしまうのが嫌だった。古時計も一緒に壊れてしまって・・・初めて聞いたのは、幼稚園。歌いながら、泣いてた。

 そのころ、少し苛められて・・・っていっても、仲間はずれに去れて、嫌なこと言われただけだけど、それが凄く悔しくて、休み時間に少し、一人で壁に向かってボクシングの真似事なんかやってた。何時か、見返してやるって。それで、その開いて二人組としたのが、初めて喧嘩したことだったと思う。けど、当時から泣き虫だった。喧嘩はしたけど、色々なことで泣いてた。

 それは、今でも治ってないのかもしれない。普通の人がどれだけかは知らないけれど、涙を流すことは、多いほうだと思う。『彼女』にも、結構見せてきた。一人で泣く事だってある。

 『大きなのっぽの古時計』は今は大好きな歌。それで涙を見せることは、勿論ないけど。それ以上に、流す涙の意味が代わってきたんじゃないかって思う。もう、あのときみたいな純粋な涙じゃない。古びたオイルが流れているだけなのかもしれないね・・・


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