囁き
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2001年07月04日(水) 年齢と権利と義務

 もう、子供だって言えない歳になるよね。あと二ヶ月弱で二十歳になる。

 今だって、子供だって言ってられない歳さ。結婚も出来るし、すぐに酒も煙草も許される歳になる。それなりの権利が与えられる歳になる。いいかげんなことは、あまり出来ないような、ね・・・
 今までの非現実な話。高校生で、大学生やそれ以上の友達がたくさんいて、ストリートでギター弾いたり、相談受けて、人の命を預かったり、喧嘩もしたし、色々やった。それは、時にはスリリングで、だからこそ見えた充実感に似たようなもの。それは、本当の意味での充実感とは違うかもしれない。けれど、それがなくなって今の虚無感。『だからって浮気は駄目だよ?』なんて言われたけど、そんなものは、僕の虚無間を埋められないだろうし、仮に埋められたとしても、ほんの僅かでしかないよ。変わりない毎日になれなきゃいけない。それはわかっているけど・・・

 もう15の夜も17歳の地図も過ぎて、19も過ぎようとしている。親父の昔話の意味は、まだ全てわかったわけじゃないけど・・・
 昨日『彼女』との電話のあとで、ひたすら彼の歌を弾き続けた。尾崎さん。『15の夜』『17歳の地図』『卒業』『シェリー』『街路樹』・・・一時間以上弾いてたと思う。大人なんて、遠い昔のことだと思ってた。くそったれな大人にはなりたくないって思ってた。くだらない大人にはなりたくないって思ってた。けど、それはもうそこまで来ている。僕がいやがってた大人そのまんまの。一体、そんな俺が結婚して、子供がうまれたらって考えると、怖い。何を教えることが出来るんだろう?何を見せることが出来るんだろう?親に、なれるのだろうか?まだまだ、がきな心と、それに反する大人の権利と義務。そのくせ、恋愛して、やってることも大人のすることさ。身体を求め合って、抱き締める。悪いことじゃないとは思う。けれど、資格があるのかどうかって考えることはある。

 まだまだがき。やらなきゃいけないこと、覚えなきゃいけない事は無数にある。


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