囁き
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2001年08月11日(土) |
オフ会 〜『あて先不明の一枚の手紙』〜 |
オフ会に行った。
面倒くさくていやになった。くそ人の多い奴等の中で行動し、不機嫌になってもそれを仮面で隠す。知らん奴等が親しげに声をかけてきて、適当な言葉を交し合う。その言葉のなかに『自分はこういうことが出来る(出来た)』『自分は面白い(人を笑わせられる)』『こんなに弱いとこだってある(こんなに〜が下手なの)』その他無数・・・自分を大きく見せようとする。自分を人気者にしようとする。自分を守ってもらおうとする。そんな感情が無数に渦巻く。 わからなくも無い。男性の比率にして、女性の比率が極端に少ない(今回は8:1)。しかも、あまり異性とは会話をしたことが無いような・・・いわゆる文科系の感じの人間が双方多い。 一人、友達カップル(よく話に出てくるやつら)の女の横に座りたがり、出来るだけ話をしようとしてる奴がいた。目つきが嫌だった。彼女さんのほうもいやがってて、彼氏が来るまで横に座っといた。「どいてくれる?」だと。阿呆が。ツレにたいしてその目してくるような奴、しかも彼氏がすぐ側にいるのに明らかに雰囲気その他でわかる。そして彼女さんもいやがってる奴を座らせるわけはない。 あくまで一例。そうじゃなく、いい人だっている。けど、くだらない。くだらなすぎる。金返してもらうってのがなければ、行く必要は無かった・・・ そんなに人に好かれたいか?群れるのがいいか?途中で疲れて、一人でその辺に座って本読んでた。僕が社交的じゃないのか?いいよ、そうならそうで。普段は僕も人を求めているかもしれない。けど、あんな場所に行った後は、誰もいなくていいって思う。一人でいいって、一人がいいって思う。気持ち悪かった。軟体生物が大勢で絡んでるような気がして。
ついでに、偶然後姿を見つけた。『アイツ』の夢を奪った男。『アイツ』の彼氏。別の女連れてあるいてた。走って追いかけても見失ったけど。思わず走ってた。そいつにもむかついた。夢を奪ってまで側にいたかったんだろ?別の女と歩いてるってのはどういうわけだ?それと、一発ぐらい殴らせろ。大事な親友の夢を奪ったんだから・・・ 思った以上に苛ついてたようだ。目つき悪くなったんで、ツレにグラサン借りた。それでも探してた・・・見間違いかもしれないけど・・・でも、それでもここまで苛立つ。『アイツ』からわかれたならいいけど、女に手を上げた上、夢まで奪った。その上、別の女に鞍替えしたんだったら・・・許さねェ。
・・・『彼女』にも逢いたくなったな・・・途中で無性に淋しくなった・・・けど、いたら酒飲んで他の人に絡むだろうしな・・・(苦笑)でも、まぁ・・・いたらよかったな・・・
『あて先不明の一枚の手紙』 『君は今何をしているの? 夢の向こう 遥か先の現実 酷い頭痛の中、いつ終わるというわけでもない雑踏の悪口雑言を聞き流している。 いつまでも果たすことの出来ない約束を抱えてる人間の全ては捕らえようのない不安と疲れを背負い、いつまでも汚れた関係を美しいと信じる。 そのことに気がついていない人間がほとんどだが、しかし、それを背負っている人間は、例えば渋谷のセンター街に無数にたむろし、例えば部屋にこもり、無数の薬と幻覚に揉まれたまま至福のときを感じる。 しかし、全てが偽りであると信じきることができればそれほど楽なことはないだろう。 夢 そう、全てが誰かの夢の中の出来事であればいい。 いつまでも果て無く終わることのない夢の中、僕等は何を求め、そして何に向かう?消えた存在が行くのはどこ?現実の世界?それとも別の夢の中へ? それこそが天国と地獄?それすら夢であったというのか?いつか見た君、そして君の幻影。全てが壊れてしまうのを望む。 しかし、己で壊すことは望まない。他人任せ。そう。自らの命さえ。自分で消すのではなく、偶然や事故での消失を願う。今すぐにでもかまわない。 これが僕の幻聴から来る疲れと、アルコールの中だけのことならば許されるのだろうが、世間の光は全てを知り尽くしているかのような虚偽の光を放ちつつ、人々を更に低落させていく。しかし、自ら堕ちることを望む輩もいることを決して忘れてはならない。そう、今これを書く人間のように。 そして大空高く舞いあがることを決意した一匹の羊は、神というものを見たことがなく、悪魔しか見たことがない事実を知り、落胆する。しかし、それは生きる希望でもあった。更なる悪魔を見たくなり、幻覚と幻聴の中におぼれていく。それは至福でもあった。苦痛でもあった。 もうどうでもよかった 君に怒られるだろうか?自分を傷つけることも、存在を堕とすことも、自ら消えようとすることも、あれから一度も試みてはいない。しかし、数人との約束であるそれが行えないことが苦痛になり、更に僕を苦しめていることを知っているのだろうか? まだ大地に存在する契約は反故にすることも出来るだろう。しかし、大空高く舞っていった約束の鳥を捕らえ、殺す術を僕は知らない。 小さな手紙と共に舞う鳥たちの群れは滅びのときを知っているようだ。』
誰もがなにも知らない。僕だって嫌悪してるだけでなにも知らないんだ。正しいとか間違ってるとかの問題じゃない。ただ、僕が苛つくだけ。けど、僕には合わないんだろうって思う。群れるのは、基本的にやはり駄目なようだ。 好きにやってろ。僕にあまり絡むな。寝るでも恋愛でもなんでもいいが、僕を巻きこまないなら、なにもいわん。やりたいだけやってな。僕は数人の友人がいれば、それでいい。いなければ、一人でいい。
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