囁き
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2001年10月13日(土) 再確認 〜『晴れた海 〜君の場所〜』〜

 日記を手直しはしたくない。そう書いた。けど、そうしたい気持ちがある。

 電話で、多分読んだんだろうって思った。元カノの事。はっきりいって、とても恐い。あいつの事なんかよりもずっとずっと多く、『彼女』の事を考えているから。
 本当は、書くのをためらっていた。書こうかどうか迷っていた。ここを読むかもしれないという事で書いたと思われるのはいやだったから。
 昨日、携帯のメールを送った。必要だって。それに偽りはない。あいつが必要なんだ、俺には。これからも、ずっとずっと先も。
 どんなに愛してるって思っても、伝わらないのかな。気が狂いそうなほど、愛してるのに。寒いよ。側に来てよ・・・独りぼっちはいやだよ・・・いなきゃだめだよ・・・今度の事で、強くそう思った。どうしようもないほど、溺れてる。笑っちまうくらいに、愛してる。
 甘え方もわからない。心の開き方も知らない。けれど、涙をあんなに見せた人は、初めてだった。ここまで人をいとおしいと感じるのは、初めてだった。肌を合わせることが素晴らしいと思えたのは、初めてだった。
 別れたいのかな・・・絶対に受け入れてやらねぇ。どんな手使っても、側にいさせてやるさ・・・苦痛じゃないのなら、あいつが僕の側にいることが・・・


『晴れた海 〜君の場所〜』
『黄昏が遥か遠く 空の色を変えてゆく
小鳥達は春を囀り 小さな羽でどこへ向かうの?
遠い君のこと いつでも思い出すよ 溜まりすぎた淋しさと共に
時が過ぎ行くことだけを信じて 次の場所へ歩き出すために
まだ春になりきれていない風 想い出を抱き締めたまま
次 出会うときの新しい君 記憶を早く更新したくて
青空の向こう もう雪の消えたあの街に
僕はまた 辿り着くから・・・

千切れ雲 形を変えて 涙をなくしたまま
増えているタバコの量 煙だけを部屋に残して
一年前のあの場所 まだ何も知らなかったとき 二人はまだ二人のままで
時の移ろいと共に 増える傷と共に君を愛していった
もう冬の寒さは乗せない風 君の温もりを思い出して
幻だけでも抱き締めていたい 潤す静かなKISS
風が吹く このネオンの街
君がいることを夢見て・・・

きっと違う海の形 潮の香りを君の空へ
淋しさだけを押しつける
僕の最大で最高で矮小な我侭
離れないで・・・

いつか夏に変わっていく風 紅葉を揺らす風
まだ遠い君の誕生日を いつか二人で祝いたくて
風の向こう 少し遠くのこの場所で
僕は今も想い続けてる・・・
晴れた海 違う風が吹いている
君の場所に辿り着くから・・・』

 書いたのは、夏になる前。そのときよりも愛してる。もし伝わらないのなら・・・この想い、どうすればいい?


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