囁き
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2001年10月12日(金) 書き記すもの。そして理由 〜『けっぺきしょう』〜

 なにもしていなかった自分が、これならば続けられるだろうと思い、始めた。出来るだけ、嘘は書きたくなかった。それでも、嘘やごまかしは数限りなくあるけれど。自分自身さえ騙している事だって多いから。
 そう。人は黒でもあり、白でもある。闇と光を持つ生き物。それでも、闇を恐れて、光を望み続けてしまう。毒が無ければ生きられないことを知りながら。負の感情から進歩は始まった。名声を望む心や、金、嫉妬。楽をしたい思い、羨望の目を望み、上に立とうとする。それが流れを作り、空を紅く、綺麗に染める。
 恐れ、隠し、崩れていくものや、崩壊を見てみないふりをする。そして、受けとめようとしている。誰もが受け止めることなんて出来ないんだ。神の愛を持つことは、出来るわけは無いのだから。親の子へのそれを除いては。
 誰もが誰かを殺してる。そうでなければ生きていけない。一人では生きていけない存在よ。それでも最期は一人になるのを知っていながら。間のときだけは一人きりを恐れる・・・可笑しなことだと思わないかい?

 ・・・こんな事をいいたかったわけじゃないんだけど・・・浮かんだから書いてみた。
 ・・・僕だって、嘘もつけば、演技をする。騙しもするし、悪い事だって色々やる。黒い心を受け止めようとしてる。知ってるふりをしてる。結局、何をしているんだろう?だから、出来るだけ、ここには嘘を書きたくなかった。記せば、なにかが見えてくる事だってある。掴むことだってある。自分を知る事だって。
 『彼女』がこの日記見て、泣いたさ。それでも、偽りは書けない。ここで偽れば、意味が無くなってしまうから。これからも、読まれていくことはあるだろう。だから、どうしたというのだろう。不安になった自分に苦笑した。信じてる。
 思考がまとまらなくなってきている。早く逢える日を楽しみにしている。きっと、少しでも楽になれるだろうから。たとえ、どういうことが起きようと。どういう結果になろうとも。まだ何もわかってはいないのだから。ただ、恐れているだけなのだから・・・


『けっぺきしょう』
『あらう。あらう。ごしごしあらう。
きたないものを、てにしてしまったから。
あらう。あらう。ごしごしあらう。
きたないものを、はいてしまったから。
なんであんなものを、てにしてしまったのだろう?
なんであんなものを、はいてしまったのだろう?
きたないのは、いや。きたない、きたない。
いっぱいいっぱい、きたないのがあるよ。みえる?みえる?
ほら、でてくるでてくる。ぼくのなかからいっぱいでてくる。
だから、あらうの。きれいにしなきゃ。
きれいにきれいに。
あらいながすの。まっかなおみずで。
あらいながすの。めからのおみずで。
きれいになったきがするよ?でもみんなにおこられる。
でも、きたないものをてにしたら、こころからわきでてくるから。
でも、きたないものをはいたら、ひとがきずつくから。
きたないのはぜったいにいやなの。いやしいから。なさけないから。
だからあらうの。ごしごしごしごし。
ふやけてもいいの。ちがでてもいいの
ごしごしごしごし。』

 汚い言葉を吐いてしまったとき、人を傷つけたとき。全てを無くしてでもどうにかしたいと思ってしまうことがある。汚いのが当たり前とかいいながら、きっと俺は『けっぺきしょう』。


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