終わった。 2004年08月05日(木)




7月30日〜8月3日に徳島で第28回全国高等学校総合文化祭が開催されて
私達コーラス部は、3日の合唱部門で参加した。


2日の昼から飛行機に乗って、開催地である徳島へ。
台風10号の影響で、飛行機が1時間ほど遅れてしまったけど、無事に到着。
アスティとくしまでの交流会に参加。
その後はホテルへ。


3日は朝ご飯の後にホテルの一室を借りて発声練習。
会場は徳島文理大学のむらさきホール。
9:30に開会式があって、各高校の発表が始まった。
郷土色に溢れたパフォーマンスをする高校もあれば、
ミュージカルの曲を英語で歌いながらダンスを踊る高校もあった。


私達の出番がきた時は、やっぱり緊張した。
地区大会や県大会ではそこまで緊張しなかったのに、今回は違った。
舞台に立ちながら、ここで歌ったら引退なのかと考えていた。
指揮をしている先生を見ながら歌っていても、これが最後なんだと
そればかり頭に浮かんできて、何とか歌うことに専念しようと必死だった。
最後の3曲目の終わりにきた時は涙をこらえていた。
歌い終わって、拍手を聞きながら退場している時は、頭が空っぽだった。


写真撮影があって、緊張も解けて、あぁ終わったんだと思った。
聞きにきてくれていた先輩は、感動したよと言ってくれた。
近くにいた観客の中には、私達の3曲目の歌を聞いて
涙を流している人もいたそうだ。
聞いている人の心に届く歌を歌えて、すごく良かったと思う。


その日の夜は、お菓子と枕を抱えて部の女子が私のペアのいる部屋に集合。
定番の恋バナで盛り上がって、お菓子食べて。
買ってきたカップラーメンを食べだす子もいたり、睡魔に負けた子もいたり。
他の部屋で同じように盛り上がってた男子組と電話で騒いだり。
写真取りまくって、盛り上がる度に大きくなる声を慌てて抑えたり。
最後は3年だけが残って、結局外が明るくなるまで起きていた。
朝ご飯の前に、30分だけそのままベッドで皆で爆睡。


4日、ボーッとした顔と頭で朝食。
ホテルの売店で、クラスの皆と家族のためにお土産を買う。
すだち饅頭・きんつば・一六タルト…。
荷物をまとめて、ホテルを出て、少しだけ徳島観光。
阿波おどり会館に行って、眉山ロープウェイに乗って。
天気が良くて、少し暑かったけど楽しかった。
行きよりも重くなった荷物を引きずって飛行場へ。
今度は飛行機の整備のため、少し遅れて飛行機に乗る。


飛行機から降りて、解散する前に先生を囲んで集合。
必死に涙をこらえて先生の話を聞いていたのに、
隣の子が大泣きするもんだから、私も少しもらい泣き。
帰りの地下鉄の中で、打ち上げの企画で再び盛り上がる。
学校に停めていた自転車のカゴに荷物を乗せて帰ろうと思ったのに、
荷物が重すぎてカゴまで持ち上げられない…。
仕方なくサドルに荷物を乗せて、自転車を手で押して歩いて帰る。
最後の最後で一番疲れた。。




もう学校で授業が終わっても音楽室へ向かわなくていいと思うと
すごく不思議な感じがする。
部の皆と顔を合わせる機会も減ると思うと、寂しい。
今度の打ち上げで早く皆に会いたいと、もう思っている。


徳島に行く前は、食事をどうしようかと不安だった。
ホテルでの夕食は高カロリーだろうなぁとか、3食全部食べてたら
絶対に太るから嫌だなぁとか。
嘔吐をどうしようかとも考えた。
同室の子に気付かれないようにしないといけないと思い、
1日目の夜はお風呂に入る時に、シャワーを流しっ放しにして
音が聞こえないようにトイレで嘔吐した。
2日目の夜は、徹夜したから吐く暇がなかった。
もうどうでも良かった。少しくらい太っても別にいいやと思った。
皆と一緒にお菓子を食べて、不安が消えていた。
朝食も昼食も、皆と一緒に食べていたら太る不安が薄れていった。


それでもやっぱり、吐かずに食べる生活を続ける勇気はまだ無い。
家に帰ってきてからは、当然のように食べて吐いた。
結局は元に戻った訳だけど、徳島にいた時の様に吐かずにいることも
自分にはまだできるんだと思った。




これからは本格的に受験勉強に専念しないといけない。
ものすごく不安で、怖くて、寂しくて、焦って、落ち着かない。
でもこれは私だけが感じていることじゃないから、
私が勉強から逃げても、それはただ私が大学に行けなくなるだけのことだ。
全てが自分の責任。
今までは部活の大会があるからって理由つけて勉強から逃げていたけど、
もうその手も利かなくなった。
向き合うしかなくなった。
周りより遅れていることも自覚しなくちゃいけない。
怖い、怖い。
勉強せずに怖い怖い言って馬鹿みたいだ。
わかってるなら早く取り掛かれ…!!







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大学生と過食症
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