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2003年03月14日(金) 離職 充電 転職前

 前の会社を辞めて13ヶ月が経過しました。
 予定では、9ヶ月で次の仕事に身を置くはずだったのですが。
 焦っても仕方ないと思ったのと、ボランティアで月の半分以上は何らかの「ボラ業」生活を自ら買って出たところもあって、まぁ年度替りまでしっかりこなそうと思ったのでした。

 もちろん、次に何をしようかとか、何がしたいのかとか、何が出来るのかとか考えていました。
 しようと思うことは、人と人の間に入った接着剤的な仕事をしようと。
 したいと思うのは、創造的な仕事が出来たらいいなと。デザインやイベント関係の仕事。
 で、出来るのは?ハローワークの求人から引き出すと、上の思いを満たしてくれるものって少ないな、と。

 おそらく周りの人、よく私を知る人は、「福祉の仕事」をやればいい、合っていると考えていると思う。
 自分でもそんな仕事は好きだし、やりがいもしっかり見出せると思う。
 でもたぶん、そんな環境に自分を置いたら私は自滅すると思う。
 やりたいことと、やれることの狭間に入り込んで身動きが取れなくなると思う。
 法の縛りとか、福祉という本来オープンであるべきはず世界の閉鎖的環境とかに順応するのが極めて難しいと思う。仕事となると。
 だから、ボランティアとして外から複視眼的に観ている方が合っているような気がする。
 やりもしないで分からないことではあるんだけど。

 私の友達に、大学時代の終わり、福祉関係の仕事をめざしたくて教授に相談した人がいます。
 その教授は盲目。
 教授は私の友達に言いました。
 「キミは福祉を外から見て、それをキミの言葉として世間に知らせる仕事につきなさい」と。
 だから友達はアナウンサーになり、それも福祉の心を語らせたら右に出るものはいないくらいの本物になりました。
 この友達を見ていると、教授のアドバイスは見事だなと思います。
 もし友達が福祉にどっぷりと浸かっていたなら、福祉がなんであるかを見失っていただろうと想像させるほど、友達はマルチにものごとをやれる人間なのです。
 私はそんな風にマルチな人間ではなく、ズボラな人間ですが、私もまた福祉を見失うほど視野狭窄な性格を持っているのです。

 ビートたけしが昔言ってました。
 「自分にとって何が天職かなんてわからねぇ。おいらはたまたまやる仕事が上手くいくだけで、これが天職なんて思ったことねぇよ」と。
 私もそんな風に考えたいなぁと思っています。

 色々やってみたいな、というよりも、やれる自分になりたいなって、かなりレベルの低い話ですけど。笑






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