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2006年08月19日(土)   ほろ酔い夏の夜。  

女友達の家に泊まりにきた。

花火大会がすぐそばである、と聞いて、
泊まりに行く!って言ったのは数週間前。

午後半休を取って早めに行くつもりが、
結局、企画書の作成が入って、友達の家に着いたのは8時頃。

缶チューハイ1缶ですっかりほろ酔いになって
晩御飯を用意してくれている友達、
見ているだけの私、

あまりじっと見られてたら恥ずかしいよ、と言われながら
だんだんといい匂いが漂うキッチンにかじりついてた。

友達のほうがたまらなくなったらしく、
買い物にいってきて、と頼まれ。
ほろ酔いの私は、散歩がてら、友人の家のコンビニまで歩く。


時間は、もう10時を過ぎようとしていて。
花火帰りの人が少し、
すっかり酔っ払って介抱されている人がちらほら。


昼間の暑さが少し残る夜。
誰かに電話しようかと思ったけれど。
こんな夜に話したいと思う相手が居なくなったことに気がつき
結局、一人でぶらぶら。


ご飯が出来上がった頃、
Tから電話が入る。


私が女友達の家に泊まりに行くことを知っているから
女友達の手料理を食べに行くことを知っているから
今どんな感じ?ってかなり上機嫌の電話。


これから夜通しダーツを投げるらしい。
いつものTの土曜の夜。


おそらく、今一番近い異性はTなのだろう。
けれど、面白いくらいに恋愛感情が湧かない。


お揃いのストラップ。
お揃いの待ち受け画面。
一緒に買いに行った洋服やアクセサリー。
ちょっとした秘密。


相変わらず、我が物顔で人の腕や足をいじってくるけれど。
イタイイタイといいながら、私は本気で逃げない。
君と居ると、自分がMだということを思い知らされる。






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それは、本気で痛いから勘弁して。

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