古本屋が好き。本屋も好きですが。
近所に品揃えのよい本屋があればそちらに行くのでしょうが、ないので。（単に田舎なだけ）
発売したての新刊を本屋で定価で買うのは一向に構わないのですが
１年以上もたった本。しかも、本屋に並んでいるのに、日に焼けたり、汚れたり。
そういう本を定価で買うのは、馬鹿らしいので。っていうか、価値なし。
古本屋に行きます。

週に一度くらいの割合で行くのですが、面白いのは品回りのタイミングとか。
以前、ずっと探していたブラック・ジャックの単行本。
一時は、全くといっていいほど、出回っていなかった。それが、ある時期になると
逆に、一斉に市場に姿を現す。よく行くからそういう流れが分かる。
それが、面白い。

前に、ブラック・ジャックを全巻身受けした時は、誰かがセットで売りに来たんだろう
でも、なんで売っちゃったんだろう？とか考えると楽しい。

今日は、サイトをうろついていて、妹尾河童さんの旅行記を紹介している方の文を読んで
大変興味を持ったので、買いに行こうと思ったのです。
残念なことに、妹尾さんの本は一冊もなかったですが。
ところが、以前妹が必死で探していた俳優の今井雅之さんの本
「WINDS　OF　GOD」という本が私の目にとまる。
私が好きなわけではないので、もちろんタイトルとかも覚えてなかったのですが
本棚を順に眺めていると、ふと、目にとまる。
手に取ると、妹が探していた本。
なんだろうね。こういう偶然？

以前買った栗本薫さんの本には、なにやらサインが入ってあったり。
誰のサイン？栗本さんではないと思う。多分。いや、そうなのか？
仁木悦子さんの本には手書きの目次が貼りつけてあった。（おいおい）
それも子供の字で。

誰が持っていたのか？とか、どんな気持ちでこの本を読んでいたのか？など
考え出すと、愉快で堪らない。
そういうのがあると分かっていて１００円くらいで買うので一向に気分を害されることはない
それが嫌な人は、本屋さんでかえばいいわけだから。

ただ、本を買いに行くだけで終わる本屋さんより
いろんな想像ができる古本屋さんの方が好き。

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