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ゆき的ワールドカップの話題。 - 2002年06月08日(土)

今日は、職場のレイアウト変更で、
自分の席が使えない(でも仕事には行かねばならない)ので
バイトちゃんたちが仕事してる作業スペースを借りて
自分の資料BOXとPCを運んで
聞くとはなしに彼らの話を聞きながら仕事していたら。

今日の午後は男の子3人のシフトで
あれやこれや冗談を言いながら仕事をしていて
そのうちのひとりがサッカーの話を始めた。
彼は先日の日本戦、
ビデオをセットして出掛け、
電光掲示板も街頭モニターも目を向けないよう注意しながら
ようやっと家に向かった電車の中で
大きな声で試合結果を話す迷惑な人に出会ったらしい。

「すっげむかついてさ。
 あれは俺だけじゃなかったね。
 車内中の敵意があいつに向いてたと思う」

私は彼をみると
いつもスピッツの草野マサムネさんを思い出すのだが
まあ、非常にもの静かで穏やかで
引っ込み思案なくらいの印象の男の子なのに
これがお酒が入ると
めちゃめちゃ男らしくかっこよくなるという性質で
個人的にぜひ幸せになってもらいたいと
強く応援しているのだが、
まあ今日はお酒が入っていないので
ぼそぼそと静かに怒っていたわけだ。

自分で試合を見るのを楽しみに
家路についている人がいるだろうことは
どう考えたって分かるだろう、
それなのに大声で結果を話すなんてのは
人として間違っている、と彼は言うのだ。
そうだね、大イベントだからね。
そりゃそうだよね。
ありがちながら面白い…彼だけに余計。
と、パーテーションのこちらがわで笑っていたのだが。

そして数時間。
仕事も進み、話題はサッカーからししゃも先生のことに移り
「ゆきさん、消火栓と消火器どっちが好きですか」などと
訳の分からないインタビューを受けたりしながら
そろそろ彼らの勤務時間が終ろうとする頃、
朝勤務の先輩が隣の部屋からやってきた。
「私今日はもう帰るわ〜。
 あ、ねえ、イタリア×クロアチア戦、
 2−1でクロアチアが勝ったんだって」

手を叩いて爆笑する私。
思わず椅子に崩れ落ちる彼。
先輩だけが事情を飲み込んでいない。
「あーあ、彼、今日、
 クロアチア戦ビデオセットしてきてるんですよ」

彼はもう、「結果言うなんて…」と呟きながら
顔を真っ赤にしている。
先輩は焦って
「え?え?ごめーん。
 でもさ、どうせ電車とかで誰か言ってたりしない?」
「クロアチア戦の話なんか誰もしてないっすよ…」

確かに。日本戦はみんな話題持ち切りだろうけどね。
結局先輩は、「あ、でも、違うかも。さっきの情報」などと
フォローになってないフォローをしつつ
うなだれる彼を置いて一足先に帰っていったのだった。

いやあ可愛いコントだった。
ワールドカップっていいものですね。


...

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