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 出さない手紙。

2002年04月17日(水)

ねぇ、気付いてる?
気付いてないだろうと思うから書くんだけどね。
でも、多分見ることはないのでしょう。
それでもかまわない。
ふと出さない手紙を書いてしまうことがあるのと同じ。
言いたいけど、言えないこと。
それはただあたしが自制してるだけ。
言っちゃえばいいんだろうね。
そうしたら楽だろうなって思う。
だけど、そうしちゃいけないんだ。
自分のためにも。

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あたしは、相変らず。
去年の夏からあんまり成長がないみたい。
ただ、対象が変わっただけ。
そして思ったことを口に出さなくなっただけ。
態度にも出さないように努めてる。
ひとつは手をかけたくないから。
もうひとつはくやしいから。

絶対に言うもんか。
悔しいもん。

今読んでるのは辻仁成の本。
「愛をください」
この人の本を読んでみたかった。
それから、タイトルに惹かれた。
この本を読んでていろいろ学んだんだ。
返事が来ないとしても吐き出せる相手がいることのしあわせとか。
それを思ったから、最近のあたしは返事がこないってわかってても
毎日毎日ささいなことでメールするのかもしれないって思った。
あたしが日々受けるインスピレーション。
それを伝えたくて。
今日はこんなことがあったんだ、あんなものを見たんだ、って。
だって今日の月はきれいだったでしょう?
あんなにくもってたのに、雨さえふってたのに。
それでも、きれいに尖った三日月が見えた。
それに出てくるモトの言葉が心地いい。
言うことが似てるの。
内容っていうか、口調っていうか。
実際似てるのかどうかはわからない。
だけど、あたしがリリカになって読むとなんだか似てる。
モトがリリカに語りかける感じと、貴方の言葉が。
あたしがリリカならモトに恋せずにはいられません。
たとえ会わないって約束していたって。
会わなくても恋は出来る。
そう思った。

ココロの恋人。

貴方は一体あたしの何ですか?
恋人なんかじゃない。
何?
何なの??
そして、何を考えてるのですか?
何も言われないと不安でたまらない。
わたあめのような少女に追いかけられているのをみるとこわい。
だけど、それもあたしのわがままなわけで。

とりあえず忘れないで。
記憶のかたすみにおいておいて。
あたしの存在することを認めてください。
あたしは貴方にさえ認められればいい。
そういう風に考えているのです。

だから。
だから、もっとずっと自分を大事にして欲しい。
By ちぃ。
b a c k  o r   n e x t  o r   m e n u
M a i l    

Edit by オレンジミルク。
Photo by trueblue