想
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小さい頃、「夏休み」は長かったなぁ、と思う。
夏休みは、枠から抜け出す時間だったのに、 いつのまにか毎日に枠がなくなって、 休みの方が「枠」になってしまっていた。 ちょっとショック。
あの頃は、本当に楽しみにしていたものだ、 胸をときめかせて力いっぱい飛び出した枠に、 自分がまた納まることを。 そこで得られるものに、ワクワクした。 触れられるもの全てが、待ち遠しくて仕方なかった。
せめて、これからの毎日に 小さな悦びを見出していこう。 自分に気に入りの枠を与えられる、自分になろう。
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