誰もが考えながら、誰もが証明できない。 繰り返す毎日と同じでない毎日。 何も変わらないのに新しい毎日。 ループではなく、ばねのように…同じ形のように見えて 実はくっついていない。 くるくる丸まって…けれどくっつくことは無い(ループしない) ループはしないけど同じような形を繰り返す。 …違うのに、同じところなど無いのに。 細かく見れば傷の一つ一つ。 その小さな変化に誰もが気にとめない。 そこには確かな変化があるのに。 でも同じような繰り返し、大局的にみれば。 そして変化を望む。ばねを伸ばすように、曲げるように…恒久的に。 繰り返しが嫌だから。だけど変化しない。もどかしさ。 苛立ち。だから劇的な変化を望む。 それはばねの形を買えるようなものではなく …そう、瞬間的に変化させる。ばねを断ち切る――命を…―― それは確かに劇的な変化だろう。 だが自分のばねと交じり合ったばねのことを考えていない。 交じり合った、くっついたばね。それにどれほどの…。 そうまでしても変化を望む者。 でもね?実は上は見えないんだよ?誰にも。 習慣的に同じような形だと判断したとしても。 その先がどんな形であるのか…。 そしてある者は考える、考えてしまう。 なぜばねが、ばねを構成しているものが丸棒であるか。 気づく必要はなく、気づいても仕方が無い。 でも…好奇心はばねの、構成している針金を… つぶしてみろと。 その結果がどのようなものであっても。 彼女はその意味で愚かな探求者だったのか。 比ゆ的な表現ではあるが。 そこに、そのあり方に疑問を感じるまで、様々な経路があったにせよ。
繰り返しのようなもの。それはDNAの配列?螺旋? 遺伝が繰り返せと? 遺伝は語り継ぎ、そして繰り返す?
そこに何が… 違う、変化はいいこと? 変化を望む者、繰り返しのなかに極めることの興味は湧かないと? 変化のみを望み、中途半な様々な経験。 そこには楽しみが? 逃げではなくて?…浅い。 極めること。その後に来るものが欲しいか? 必要ない。極めること、それは楽しめる。頭で、経験で。 極めて終わり?いやいや、始まり………いやいや始め「られる」
―――前を向く、向かい合う――― それが…始まることの…始まりか…。 1ではなく、0。
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