1日雑記

2008年11月22日(土)

書こうか、と思っていて書いていなかったのだが。
まぁ、TVを付ければ元厚生次官のニュースが流れているわけで。

それにしても、テレビの報道を見ていて
法治国家で法に則って制定された制度を悪の権化としつつ、
法治国家であることを前提として犯人を非難する。
ここにそこはかとない矛盾を感じるのは私だけなのだろうか?

ネットなどで時々見かける『天誅』という言葉も
年金問題の過剰な報道が根底にあることは疑う余地もない。

今回の件は年金問題とは関係なさそうではあるが
仮に、年金が原因であったとして、犯人と報道の違いは
肉体的に追い詰めているか、
精神的に追い詰めているかの違いしかない気がするのだが。

法治国家といえば、暴力的な手段を否とするイメージも強いが
民主主義が強い現代、相変わらず核の恐怖による平和は健在だし
他国への経済制裁という力業も肯定されている。

直接的な暴力を肯定するつもりは無いが、
少なくともこれまで受けてきた教育のおかげで
頭の根本的なところで直接的な暴力を否定しているのだが
間接的な暴力があらゆる所であらゆる形で肯定されているのを見ると、
直接的な暴力との違いは一体どこにあるのか少し、悩む。


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