そういえば、パラレルワールドって言うのかな? ある選択肢を選んだ場合と選ばなかった場合、 それぞれの世界が存在しており――というような。 漫画とかで、よく。
もしもあの時、こっちを選んでいたら…… というのは誰しもが考える事であり そちらを選択している世界も実は存在している。 そうすると、選択肢があるたびに世界は分岐して とんでもない数の世界が存在してしまうわけですよ。
宇宙が膨張しているとか、色々話はありますが とりあえず、何事も容量ってものはあると思うんです。 ってことは、とんでもない勢いで増えていく世界に 対応できないと思うんですよ。
んじゃ、どうするの? って考えたとき 分岐するなら結合もすると思うんですね。 ある選択肢でAを選択した世界と、Bを選択した世界があって、 それが結合してひとつの世界になるようなイメージ。
ここで問題になるのは、異なる選択をしたのに世界が結合されれば どっかに矛盾が生じるかもしれないって事なんですが。
わりと、都合のいい解決方法を人は知っています。 「気のせい」「勘違い」 当人は違うと思っても、事実はそれを証明している。 そのとき、つまらないことなら人は勘違いだと思って 勝手につじつまを合わせます。
でも、重大なことだったら勘違いで済まないんじゃない? ……とも考えて見ましたが、 重大な事であればあるほど、選択には理由があるんですよね。 選択される可能性がまったくない場合 それはもはや選択肢じゃないんですよ、きっと。 その場合、もはや選択されない場合の世界なんて存在しないと。
そうやって考えると、ずいぶん容量が抑えられそうな気がします。
世界を増やす話があふれる中 世界が結合される話をあまり見ないのは寂しいことです。
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